あなたはこれまでの人生で「あれやっておけば良かったなー」と後悔していることってありますか?
当時は重要性に気が付かなくても、年を重ねていくうちに気づくなんてこともありますよね。もし、私たちの人生の大先輩である高齢者が後悔していることがあれば、知りたくありませんか?
PRESIDENT(プレジデント社)の9/4号に日本人が死ぬ間際に後悔したことランキングが掲載されていました。
PRESIDENTに掲載されている高齢者が後悔していることランキングを見て、そこから学べることをまとめてみました。
高齢者が人生で後悔していることランキング
ランキングの結果は介護業ケアリッツ・アンド・パートナーズ社のヘルパーさんが高齢者へヒアリングしているものなので信憑性は高いと思います。
10位 酒を覚えなければよかった
今の高齢者が若者だった時代は、現在の日本ほど飲酒に対する罰則も厳しくありませんし、飲めれば飲めるほど良いみたいな空気感が強かったのかもしれません。
会社帰り、宴会、地域での集まりなど何かにつけて飲酒する機会は多かったはずです。
9位 生まれ変わったら別の職業になりたい
昔は「月・月・火・水・木・金・金で働こう」なんて言葉もあったくらい長時間労働が当たり前の時代でした。
長年家族のため、老後のためにと会社で我慢しながら働いていたということですね。
8位 もっと日本や世界のあちこちを回りたかった
「仕事を退職したら」、「老後に回ろう」と思っていても老後には体力が残っていなかったり、外出が億劫になってしまうなんてこともあるのかもしれません。
行けるときに、行きたいと思えるときに行っておきたかったということなのでしょう。
コロナが落ち着いたら、色んなところに外出したですね。
7位 歯のケアをしっかりしておくべきだった
入れ歯だと食べ物の味が多少変わってしまうなんてことも聞いたことがあります。
歯って意外と軽視してしまいがちですよね。
毎日使う歯です。しっかり歯を磨く、デンタルフロスを使う、3~6ヶ月に1回は歯医者へ定期検診に行くなどケアをしていきたいですね。
6位 ケチケチせずいいものをもっと食べておけばよかった
「今はお金がないから安いものでいっか」と気づいたらもう食べれない体になっていたみたいな感じでしょうか。
確かに良いものって、金額的にも高かったりするんで思い切りが必要だったりりますよね。
毎日じゃなくても誰かの誕生日とか、記念日だからとか年に数回良いものを食べる日って決めておくと良いのかもしれませんね。
5位 死ぬまでに〇〇さんと会いたい、話がしたい
芸能人?尊敬していたあの人?
いずれにしてももう話すことができない人ってことですね。
「今話に行ったら迷惑かな?」とか「こんな自分が声をかけるなんておこがましい」と気にしている間に歳をとってしまったのであればちょっぴりもったいない気がします。
もし頑張れば話せるのであれば、アポイントを取るなどの礼儀をわきまえた上でどんどんチャレンジしたいものですね。
4位 子どもともっと一緒に過ごしたかった
若いうちは仕事、仕事で全然子どもと過ごせなかったという声をたまに聞きます。
成人し、家庭を持つとさらに会いにくくなるかもしれません。
反対に近隣にいるからいつでも話せると思っていたけど、全然時間が取れなかったなんてこともありそうです。
短時間であっても意識的に子どもと過ごす時間を作りたいものです。
3位 親ともっと会話をしておけばよかった
子どもともっと会話をしておけばよかったの反対ですね。
2位 親孝行ができなかった
親のありがたみがわかった頃、親孝行がしたいと思ったときにはもう親がいないという言葉があるように、親孝行に関して後悔がある人は結構多そうです。
1位 もっと貯金をしておくべきだった
お金が来ましたね。
でもやっぱり日本である程度、ゆとりのある生活をしていくためにはお金が必要なのも事実です。
今の高齢者は年金もしっかりもらえている世代なはずなのに、もっと貯金をしておくべきだったという後悔が残るんです。
ということはおそらく年金の受給額が下がるであろう今の現役世代だけでなく、今の高齢者の世代でも年金だけではゆとりある生活は難しいという裏返しになります。
後悔していることランキングから学べること
自分のやりたいことリストを作る
やりたいことを今から100個書いてみてくださいと言われてパッと書けますか?
5個しか書けなかった、1個も思いつかなかったという声が聞こえてきそうです。
それでも良いんです。自分のやりたいことを意識してことが大切です。
ここで重要なのが、「こんなこと自分では無理だよな」とか「私にできっこないから書かない」とならないことです。
思いついたことはどんどん書いていきましょう。今できるかできないかは関係ありません。
ただ思っているだけより、実際に書いてみた方が現実になりやすいという研究もあるみたいですし。
自分の心の声を聞いてみる
人からの評価や世間体を気にしているうちに自分の声がわからなくなってしまう。気づいたらもう死ぬ間際なんてことは避けたいですよね。
人の目や評価を気にするのは、ほどほどにしておいて、自分の心の声に耳を傾けてみませんか?
どんなに媚びても、顔色を伺っても、自分を助けてくれるのは「よく磨かれた自分」だけなんです。
みんなと一緒という安心ではなく、自分の責任は自分で取るという覚悟を持った上で、どんどんチャレンジしていきたいですね。
できる理由探しから始めてみよう
今回発表されたことって全部実行不可能なことではなかったと思うんです。
たとえば、「もっと良いものを食べておきたかった」という後悔。
今はお金がないからとか、買いに行くのが面倒臭いからと理由をつけて先延ばしにしてしまった。気づいたらできなくなっていたということではないかなと思うんです。
もし、「よし、お酒を少し控えて○月までに〇〇円貯めて、良いものを食べよう」と思っていたら達成できたかもしれません。
できない理由探しから始めると本来達成可能だったものでも、不可能にしてしまいます。
勉強しておこう
人生こんなはずじゃなかったはずなのになんてことがたくさんあります。
でも防げることもあります。
もっと貯金をしておけばよかったという後悔は事前に防げます。ただ、お金の勉強が学校では習わないので自分で勉強していく必要があります。
自分で問題意識を抱いて、勉強していく姿勢が後悔しない人生にするためには重要です。
問題意識を持つ → 勉強する → 実行する → 不安が解消される
まとめ
高齢者が後悔していることランキングについて見てきました。
現役世代の方でも共感できることはあったじゃないでしょうか。
このほかにもの男女別の後悔したことが掲載されており、男性は主にお金と健康で後悔し、女性は親への後悔が残るそうです。
どんなに対策をしたとしても後悔が残っていまうことはあります。
ただ、事前に後悔することがわかっているなら対策をしておきたいですよね。
今回の記事が「後悔のない人生にしたい」と思っている人の役に立つことを願います。
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