年収300万円で幸せに暮らすことができるのであれば、未来に希望が持てますよね。
毎年国税庁が実施している調査だと、日本人の平均年収は441万円と言われているので、年収300万円だと少し物足りない気がしますね。
可能であれば、もう少し稼ぎたい。年収300万円では生活がカツカツなのではという気がします。
僕自身、社会人2年目という立場でこれに近いくらいの年収なので、年収300万円で幸せに暮らせるのであれば興味深いです。
調べていると面白い記事を見つけました。
「年収300万父さんは、なぜリッチなのか(PRESIDENT 2020.612号)」という記事です。
タイトルからして既に面白そうじゃないですか?
もちろん年収は多いに越したことはないですが、年収300万円でも幸せに暮らすスキルを身につければ、年収が増えたときにさらに心豊かにくらせそうじゃないですか?
そこでどうすれば年収300万円でも幸せに暮らせるのか、どんなスキルや考え方が必要なのかを一緒に学んでみませんか?
記事の内容と印象に残ったことをまとめてみたので、興味がある人は見ていって下さいね。
年収1000万円の人の生活はどんな感じ?
まず年収1000万円について考えてみます。
年収1000万円でも貯蓄なしは10%
僕からすると年収1000万円はすごくリッチな生活しているんじゃないかなってちょっと羨ましいと思ってしまいます。
貯蓄がない世帯があるなんて意外で、本当?と疑ってしまいますね。
年収1000万円代の人でも「生活にゆとりがある」という質問に対して、「どちらかといえばない」、「ない」と回答した人が34.0%もいるということなので驚きです。
ゆとりが感じられない理由は「貯蓄にまわす余裕がない」から。
どうやら年収が上がるにつれて、生活レベルも上げてしまって家計に余裕がなくなってしまう家庭が多いみたいですね。
特に固定費が多く、家計を圧迫してしまうと生活が苦しくなってしまうようです。
3大コスト
- 住宅
- 車
- 子どもの教育
これらが増えてくると負担は多くなります。
確かに考えてみれば、サラリーマンで年収1000万円だったら、いわゆるエリートサラリーマンです。
周囲もきっと同じような人が集まっているはずです。
イメージとしては都内勤務で、一流企業に勤めている学歴高めの30代後半〜40代後半といったところでしょうか。
きっと立地の良いところに住みたいでしょうし、良い車も持ちたい、子どもに良い教育を受けさせたいとなると生活水準も高いものになりますね。
しかし年収1000万円の人のほとんどはある程度のゆとりあり
年収1000万円でも生活にゆとりが感じられないと回答した人が34.0%いるということは、裏を返せば生活にゆとりがある人が半数以上いるということです。
年収1000万円あれば、生活にゆとりが出るのは事実のようですね。
年収1000万円でもゆとりがなくなってしまう原因
- かさむ子どもの教育費
- 住宅ローン
- 背伸びをした生活
要は自分の能力以上の生活をしてしまった。だから貯蓄ができず生活にゆとりを感じることができないということなのでしょう。
見栄はゆとりある生活とは相性が悪いようです。
年収300万円で幸せな人はどんな人?
生活にゆとりを感じている人は20.4%
年収1000万円のときより、生活にゆとりを感じている人の割合はだいぶ少なくなりましたね。
ですが、「やっぱり年収300万円で幸せになるのはきついのかー」と落胆せず、ちょっと一旦立ち止まってみましょう。
年収300万円であってもゆとりを感じている人がいる?
コツコツ節約ばっかりしているのかな?ボロボロの家に住んで、居住費を浮かせているのかな?なんてことが頭に浮かんでしまいます。
ゆとりを感じている人はバランスを心得ている
シンプルです。
支出が収入を上回らなければ、余った分貯蓄ができます。
入った以上に使わないことを徹底しているということです。
年収1000万円の人のなかでも生活にゆとりがない人が一定層いるのは収入が増えた分だけ使う分も増やしてしまうからです。
これでは年収が1億あっても赤字です。
ゆとりを感じている人は固定費に敏感
生きていればあらゆるサービスを受けるのにお金が必要です。
そのなかでも居住費や通信費、水道光熱費など有無も言わさず毎月必ずかかる費用があります。
生活にゆとりを感じている人はこれらの固定費にとても敏感です。
たとえば、居住費。10万円のアパートから8万円のアパートに引っ越しをすれば何もしなくても毎年24万円ずつ浮きます。
携帯料金も大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで月5000円浮くことなんてザラにあります。
あとは、あんまり行っていないスポーツジムとか、使っていない課金サービスを解約すれば年間30万円くらいは違ってきます。
だいぶ楽になりますね。
ゆとりを感じている人はローンに敏感
住宅ローンに、自動車ローン、教育ローンなどお金を貸してくれる制度はたくさんあります。
ただ、ローンの返済は今の健康な体で働き続けられることが前提です。
1年前は新型コロナが流行って、失業する人がいるなんて想像もできなかったですよね。
30年後とかはどんな状況になっているかなんて到底想像がつきません。
そんな状況で返済をしていかないとなると心に余裕を持ち続けるのは至難の技です。
年収300万円でも幸せな理由
年収300万円世帯の半数が幸せ
なんか嬉しい結果ですね。
ちょっと意外なような気がしますが、不思議なことではないようです。
年収というのは幸せを構成する一つの要素にすぎず、お金以外の幸せの構成要素を充実させれば十分あり得ます
幸福学が専門の慶應義塾大学大学院教授の前野さんはこのように述べています。
つまり、お金さえ増えれば幸せになるという単純なものではないということなんですね。
幸せを構成する要素とは
- 地位財
- 非地位財
幸せを構成する要素はこの2つに分かれるようです。
地位財は上を見ればきりがなく、また一度得ても飽きやすいため幸福感が持続しない。一方、非地位財は安定的に幸福度が持続する特徴があります。したがって非地位財を多く持っているほうが幸せになりやすいのです
前野さんはこんなふうに話しています。
年収1000万円を稼いだことはないですけど、なんとなく納得できます。
まとめ バランス感覚が大切
幸せを感じるためにはお金がたくさんあれば良いというわけではないです。
人間関係、健康、生きがい、これらがバランスよく絡みあって真の幸せに到達します。
ということは年収300万円であっても十分幸せになり得るということです。
もちろん年収が高いに越したことはありませんが、年収300万円でも幸せに生きられればきっと年収1000万円になっても幸せです。
バランス感覚を持って、ゆとりある毎日を過ごしたいものですね。
それでは、また。