普段から質素倹約に勤めている人が数万円単位の高価な買い物をするとき罪悪感を感じてしまうということがある。
せっかく良いものを購入しているはずなのに、心のどこかで
「高いものを買ってしまった、なんかいけないことをした気分だ」と感じていないだろうか。
わかる、非常に共感できる。
お金が減っていくことが不安なのだ。不安というか、恐怖心なのかもしれない。
こういった人はおそらくしっかりと将来のことを見据えて「貯金をしなければ」と考えることができる人だ。
ただ、たまには高額な買い物をしたとしても罪悪感を感じる必要はない。
理由は3つだ。
使っておけば良かったと後悔するリスク
今は将来健康でいることを前提に貯金をしている。
もちろん、数年後も健康でありたいし、そうあるように習慣を気をつけておきたい。
しかし、将来どうなるかなど誰にもわからない。もしかしたら、今ほど自由に動くことができない体になっているかもしれない。
今やりたいこと、経験してみたいことがあるのに我慢をして将来のために使わないのは少々もったいない気もする。
今使った数万円は多分将来に影響しない
今欲しいものや経験したいものがあって、数万円を使ったとする。
心のなかでは、「ああ、お金を使ってしまった。将来お金に困ったらどうしよう」と考えてしまうかもしれないが、おそらく今使った数万円は将来に何の影響もしない。
普通に生活できることだろう。
お金を使うことで心が豊かになる
少々奮発した買い物をすると確かにお金は減ってしまうが、買ったものを大事に使おうとしたり、普段は経験できないことを経験して、自分の視野が広がったりするなどのメリットもある。
惰性に使えば良いというわけではないが、前々から気になっていたこと、直感で心が動いたものにはお金を使ってみるのも良いかもしれない。
貯蓄と投資は同時並行で
お金を使っても良いとはいえ、毎月入ってきたお金を全て使ってしまって良いわけではない。
難しいところだが、バランスが必要だ。
貯金や投資を同時並行で行いながら、一方でお金を使っていく。
お給料の2割は貯金や投資で、6割は生活費、2割は使うと自分の割合を決めておくとバランスの良いお金の使い方ができる。
まとめ
お金は使うための道具。
普段使うことを我慢している人ほど、たまに高額な買い物をしたときに罪悪感を感じてしまうが、たまには使ってみることで心が豊かになることもある。
今まで罪悪感を感じていた人がすぐに感じなくなるというのは難しいが、徐々にお金をバランスよく使っていくことで次第に薄れていくことだろう。