読みたいけど、なかなか時間がなくて読む時間がないという方のために「思考は現実化する」の内容を整理しました。
ところでビジネス書って硬くて、意識高い系の内容が多くて読むのに敷居が高いですよね。読んでいるだけで疲れてしまうなんてこともあります。
しかし、そんな人にも漫画版の「思考は現実化する」はおすすめです。漫画を交えながらなので読みやすいです。
特に本のなかで出てくる思考を現実化する6ステップはビジネス場面だけでなく日常生活での実践可能です。
1 プラスアルファの魔法→求められたことよりを少し上回ることを心がけよう
2 チャンスは逆境→逆境こそ、利益の源泉と考えよう
3 マスターマインドの力
4 決して諦めない
5 シンプルなアイディア
6 最後にうまくいくのは「私はできる」と思える人
今回は私が一番印象に残った思考を現実化する6ステップに重点を絞って整理していきます。
すぐに実践できる思考が現実化する6ステップ
ステップ①:あなたが実現したいと思う願望をはっきりさせること
明確な目標がある人とない人では雲泥の差が出ます。願望の設定はあらゆるものの出発点です。願望を手に入れたときの状態を思い描くことが成功への原動力になります。
ステップ②:実現したいと望むのものを得る代わりにあなたは何を差し出すのかを決めること
世の中には代償を必要としない報酬など存在しません。私には差し出せるものなんて何もないという人でも問題なく、差し出すものは「努力を惜しまない」であったり、「自分の自由な時間」など既に持っているもので良いようです。
ステップ③:あなたが実現したいと思っている願望を取得する「最終期限」を決めること
期限を決めずに永遠と努力し続けるのは難しいです。1ヶ月や1年と期限が決まっていれば頑張れることもあります。
期間を決めることでゴールが明確となり、行動にメリハリがつくのです。
ステップ④:願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだその準備ができていなくても迷わずすぐ行動に移ること
つい、綿密な目標を立て完璧にしてから行動したくなりますが、未完成の段階からどんどん行動していくことが大切です。
「少し待てば最適な時期が来る」、「計画を完全にしてから実行しよう」と行動を先延ばしにしていては永遠と実行できずに終わってしまう可能性があります。
こういった原因の背景には「面倒くさい」、「努力したくない」、「失敗して恥を書きたくない」というネガティブな感情が絡んでいます。
たとえ「完璧な計画」を立てたとしても、行動していくなかで必ず修正が必要となってきます。
「最適な時期」や「完全な計画」などはどこにも存在しないので、行動しながら計画を修正していくという姿勢が大切ということです。
ステップ⑤:実現したい願望、そのために差し出す代償、最終期限、詳細な計画の4点を紙に書き出す
ステップ①〜④で考えた願望、差し出す代償、最終期限、詳細な計画を紙に書き出します。例として漫画版ではこのように書いてある。
目標:起業して社会に貢献する。そして1年以内に黒字企業にする。
代償:プライベートな自分の時間をすべて使って、会社のために努力を惜しまない。
期限:1年後のXX年○月○日
シンプルで良いようです。
ステップ⑥:紙を自分の部屋に貼って朝起きた時と寝る前の1日2回大きな声で読むようにする
人間の決心は劣化しやすいので、1週間後、1ヶ月後にはモチベーションが下がってしまうことも多いです。自己暗示や決意を声に出して自分のなかにある願望を呼び覚ます効果があります。
思考は現実化するを読んでの感想
思考を現実化する6つのステップで特に私が重要だと思ったのは、自分が差し出すものを決めることと、計画が完璧でなくても行動し始めることの2点です。これまで数冊のビジネス書を読みましたが、この2点が強調されている本はありませんでした。
願望を得る代わりに自分が差し出すものを決める
実際、何かを得ようと行動を開始すると失うものも出てきます。
たとえば、会社員として働く場合は毎月同じ給与が振り込まれるという安定を得る代わりに、自分の平日の日中の時間を差し出す必要があります。
このように会社員に限らず、何かを得ようとするなら、何かしらの犠牲が伴います。
この点を理解するからこそ、覚悟が決まり目標に向かって行動できるのだと思います。本書はその重要な点に気づかせてくれます。
計画が完璧でなくても行動し始めること
完璧な計画を立ててから、動き始めたいと思う人は多いですよね。しかし、完璧な計画などなく、完璧なように見えても後々修正が必要になることは多々あります。
完璧な計画を立ててから実行したいという考えの裏には「失敗したくない」という気持ちが存在します。しかし、行動する限り何かしらの失敗はつきもので、完璧な計画を待っていてはいつまで経っても行動に移すことができません。同じように失敗を恐れていても行動できなくなってしまいます。
たとえば、プライベートでの旅行について考えてみましょう。
ある程度日にちや場所、宿泊する宿、交通手段が決まったら出発しますよね。完璧にスケジューリングするのも楽しいですが、現地に行ってみなければ分からないこともあります。
完璧な計画を立てようとしてしまうと旅行に行く前にめんどくさくなってしまい、旅行自体を断念していますかもしれません。
やる気が冷めないうちにある程度計画ができたら、行動しながら考えるの大事です。行動せずに終わるより、多少なりとも行動しながら考えるという姿勢が重要であることを気づかせてくれます。
まとめ
思考は現実化するを読んで私が一番印象に残った6ステップを整理しました。
特に差し出すことを決める、完璧でなくても行動し始めるは重要項目だと思います。何かを得るには犠牲がつきものだし、完璧な計画など存在しません。
本書はビジネス場面だけでなく、日常生活でも活用できる内容がふんだんに盛り込まれていますので、時間のない方は6つステップだけでも読んでいただくだけでも得るものは多いと思います。
時間のある方は是非一読してほしい一冊です。