自分で火災保険への加入を検討する場合、必ず管理会社へ確認しておいてほしいことがあります。
個人賠償責任特約への加入が必須かどうかです。
火災保険に加入しても個人賠償責任特約に加入していないと鍵を受け渡してもらえないことがあります。
私は個人賠償責任特約に加入していなかったために、予定日に鍵をもらえませんでした。
- 個人賠償責任特約とは何か?
- 個人賠償責任特約はいくら分つけるべきか?
- 個人賠償責任特約をつけ忘れた場合の対処法
個人賠償責任特約とは何か?
日常生活で発生する損害賠償に備える補償です。
損害賠償とは主に他人にケガをさせてしまった、他人の物を壊してしまったなどです。
具体例は下記の通りです。
- 他人の物を壊してしまった
- 野球をしていて他人の家の窓ガラスを割ってしまった
- 洗濯機の排水ホースが外れ、階下に水漏れを起こしてしまった
- 自転車に乗っていて人にぶつかってしまった
- 飼い犬が他人に飛びついてケガをさせてしまった
個人賠償賠償特約は日常生活の中で発生しそうなことに対して幅広く補償されます。
故意に行った場合は対象外です。そのほかにも対象外になる場合があります。
- 大家さんから借りている物件を火災などで原状回復して返還できなくなった
- 同居人にケガをさせてしまった
- 運転していた自動車を他人の建物にぶつけてしまった
個人賠償責任特約は他人の物を壊したという場合には補償されます。
他人から借りている物を壊した場合には補償されません。
賃貸契約によって借りている物件は「他人から借りている」ものです。なので個人賠償責任特約の対象外となってしまうのです。
借家人賠償責任補償と個人賠償責任特約の違いは?
「大家さんに対する補償」と「他人に対する補償」という違いがあります。
大家さんも他人です。が、個人賠償責任特約だと「借りている物」に関しては補償対象外となってしまいます。
個人賠償責任特約はいくら分つける?
賃貸によって異なるようです。
私が契約した2LDKの賃貸だと1000万円の補償をつける必要がありました。
事前に管理会社へ確認しておきましょう。
個人賠償責任特約をつけ忘れた場合の対処法
火災保険を契約した代理店へ連絡し、追加で個人賠償責任特約をつけたい旨を伝えれば問題ありません。
自動車保険で個人賠償責任特約がついている場合はそちらでも対応可能ですので、火災保険で新たに加入する必要はありません。
私は火災保険で『損保ジャパン 家財の保険』に加入しましたが、個人賠償責任特約をつけ忘れて予定日に賃貸の鍵をもらえませんでした。
火災保険に加入した時点で個人賠償責任特約もついているもんだと勘違いをしていたのです。
後日代理店へ連絡。翌日には個人賠償責任特約をつけ、2日後に無事鍵をもらうことができました。
代理店の方によると管理会社によっては個人賠償責任特約は義務でないところもあるようです。
自分で火災保険に加入する場合は事前に管理会社へ確認しておきましょう。
最後に
契約する賃貸によっては個人賠償責任特約をつけていないと鍵をもらえないことがあります。
個人賠償責任特約への加入が必要な場合はいくら分必要かも確認しておくのが良いです。
本来の受け渡し日に鍵をもらえないと引っ越しの予定が狂ってしまうこともあるので、事前に確認しておきましょう。
つけ忘れても代理店に連絡すれば大丈夫です。