親しい人間関係は5〜6人が限界。

関わる人みんなと仲良くしたいけれど、大人になるにつれて時間的にも体力的にそんなことは難しいんじゃないかと気がついてきました。

むしろ、「みんなと仲良くしよう」、「誰からも嫌われないようにしよう」と思うほど、本当に親しくすべき人との時間が少なくなってしまいます。

安定した人間関係を築くためのコツが『精神科医が見つけた 3つの幸福』(樺沢紫苑著)に記載されていたので、まとめてみます。

全員と仲良くしようとすればするほど、泥沼に陥ってしまう。

私たちの時間は有限です。家族、友人、職場の人全てを合わせると数十人になる場合もあります。

全員と仲良くするのは時間的にも精神的にも不可能です。

仲良くなるには「お金」、「時間」、「精神的エネルギー」が必要

「仲良くなる」ためには「交流」する必要があり、「交流」するためにはお金や時間、精神的エネルギーなどの「リソース」が必要になります。

「リソース」が誰しも有限。みんなと仲良くしようとすればするほど、泥沼に陥ってしまいます。

人間関係にも優先順位がある

社会学の研究で、人はたくさんの人間(10人以上)と「非常に親しい関係」を作ることは困難であることがわかっています。

10人以上の人たちと仲良くしようとすることは膨大な「時間」と「精神的エネルギー」を消費するため、もし実行しようとするならヘロヘロになってしまいます。

精神的に疲弊し、衰弱してしまう。樺沢紫苑氏は30年以上の精神科医の経験から人間関係で悩んでいる人の多くは、10人以上の人すべてと仲良くしようとするパターンが多いと言います。

「非常に親密で親しい関係」は5〜6名が限界

『精神科医が見つけた 3つの幸福』P.212より引用

大切なのは自分にとって「重要な数人」とだけ「親しい関係」を作ること

多くの人は「たくさんの人」と仲良くなろうとするばかりに、リソースが足りず、どの人間関係も希薄になってしまう。結果、「全ての人間関係」が上手くいかなくなります。

仲良くなる順番も意識しよう

人間関係を盤石にする順番は「家族」→「友人」→「職場」。

多くの人は「職場」を重視しすぎる傾向にあるんだそうです。

安定した家族関係+なんでも相談できる友人1人を目指そう

こういった関係が自分にとっての圧倒的な「癒しの場」になります。職場は人によって「戦場」。職場の人間関係が多少悪くても「癒しの場」が確保されていれば、職場のストレスも軽減されると樺沢紫苑氏は述べられています。

家族5、友人3、職場2

人間関係の重要度です。家族、友人の「8割」の人間関係が盤石であれば職場の人間関係がギクシャクしても気に病む必要はなくなります。

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