職場の方とした雑談で感じたことです。
その方は50代後半女性で息子さんが結婚され、都会で生活をされています。
お子さん(孫にあたる)もいらっしゃいますが、息子さんの奥さんも地方のご出身なので、夫婦2人のみで子育てをされていると伺いました。
私たちも結婚し、妻が長距離通勤中。これから子どもも生まれる予定。私たちの状況を重ねながらお話をお聞きしていました。
地元に戻る予定の息子さん
てっきり、息子さんはずっと都会で生活をされるものだと思いお話を伺っていたら、今度こちらに戻ってくるんだとか。
既に今の勤務先には退職届を出している状況。
「都会にいた方が利便性が良いし、子どもの教育の選択肢だって多い。そちらにいた方がメリットが多そうだな」と私は思っていたのですが、実際は違うよう。
やはり夫婦2人のみで子どもを育てていくのはかなり大変な上、今後住宅を購入するにしても田舎とは2倍、3倍物価が違う。
色々考え、地元に戻る選択をされたという。お子さんも既に就学中のため、転校が必要だとお聞きしました。
居住環境に何を期待するのか
都会が合うのか、田舎が合うのか。どんな環境が心地よいと思うのか。これは幼少期にどんな環境で育ってきたのかが影響してきます。
私は心の余裕を感じれる場所で生活をしたい。
ときに都会での生活を「便利だし、学校も多いし良いな」と羨ましく思うこともありますが、同時にお金がなければその快適さを享受できない環境というデメリットもあるはず。
幼少期からずっと都会生活だった職場の上司
私の職場で直属の上司(50代)が福岡市出身で幼少期から都会生活をされていたため、「どうして都会ではない、今の職場(田舎)を選んだのですか?」と質問したことがあります。
「地元は都会だし、大学も関東の都会だった。新卒で入社した会社も都会で、転職でこっちにきた」と上司の回答。
続けて、「都会にいた時は何をするにもお金がかかった。駐車場でも月に2〜3万円は取られるし、電車は多混み。高い家賃を払っても狭い賃貸。都会はおしゃれなお店や施設が多いけど、どうせ平日は職場と家の往復で終わる。だったら別に都会である必要はない。色々経験して現役時代は田舎で過ごし、退職したら都会に戻ろうかな」と話していたのが心に残っています。
周囲との比較や一般論、声の大きい著名人の話に流されず、「どうしたら自分は豊かに生きていけるのか」を冷静に判断する必要があります。
どこで生活するのが一番幸せか。この答えは本当に人それぞれだなと思いました。