学校や会社、コミュニティなかで本音で語ることができずに悩むことってありますよね。
私も普段はあんまり喋る方ではないし、本音が言えるタイプの人間ではありません。
どちらかというと相手の様子を伺いながら、反応を見ながら自分の言動を考えるタイプ。
「人付き合いめっちゃ疲れる」、「1人でいた方が楽」と思うこともしょっちゅうです。
自分としてはその場その場で対応して生きれてきたなって思うんですが、時折孤独感みたいなものも感じます。
「私には心を割って話せる友達」っているのかなって。
それで色々考えたですけど、個人的には本音が喋れなくても問題ないかなという結論になりました。
本音って思わずポロって出てしまうものであって、力んで話そうとするものではないはずなので。
【体験談】大学で友達作りに出遅れた私が取り組んだこと。
本音が喋れないのは守りたいものがあるから
相手と穏やかに過ごしたい
本音は必ずしも良いことばかりではありません。
時に相手を傷つけるようなことを心のなかで思ってしまうことは誰しもあると思います。
他人との衝突を避けるための方法として自分の本音を隠して無難な回答をすることで相手との衝突を避けようとするのです。
その場の雰囲気を悪くしたくない
相手を傷つけたくない、好かれたい、嫌われたくないからと意見を周囲に合わせすぎていると自分の本音がわからなくなってくることがあります。
1人でいるときであれば「これしよう、あれしよう」とすぐに思い浮かぶのに、友達数名でいると自分のしたいことが思い浮かばないなんてことはないでしょうか。
自分の意見を抑圧しすぎて本音がわからなくなってしまっているのです。
「本当は〇〇に行きたいけど、きっとみんなは興味ないよね」とか、「本当は〇〇食べたいけど、みんなは〇〇食べたそうだし別に良いか」みたいな感じで。
そう思っているうちに、自分の本音を考えることすら面倒くなってきて、友達といる時間が自分を押し殺す時間になってきてしまうことがあります。
「1人でいる方が楽」みたいな感じで。
相手からの好感度を得たい
自分のことを誰かに認めてもらいたい、もしくは嫌われたくないから本音が言えないということが一番の原因かもしれません。
あれこれ人の評価を計算しすぎてしまうんですよね。
自分が人から認めてもらうにはどんな言動を取ったら良いか、どのようなことを言ったら嫌われるのかを計算しながら言動を選んでいます。
本音は隠しても態度で相手に伝わっている
本音が喋らなくても、態度で相手に伝わっているかもしれません。
少なくとも自分の心から楽しんでいるのか、そうでないのかはどうしたって本音が態度に出てしまいます。
たとえばあまり気が進まない飲み会に誘ってもらったとき。
気を使って楽しんでいる風を取り繕うとしても本心は楽しんでいないので態度に現れます。
結果的に相手に楽しんでいないのが伝わり、「ああ全然楽しそうじゃないじゃん」と無駄な悩みを抱かせてしまう。
結局言葉から発する言葉で一時的にコントロールできても、自分から出る雰囲気までコントロールするのは難しいです。
本音が喋れないからって人間性に欠陥があるわけじゃない
本音を全てさらけだしてオープンな会話ができる人って憧れますよね。いつも堂々としてしていてキラキラして見えます。
その人と本音が喋れずいつも建前でやり過ごしている自分を比較して落ち込むこともあるでしょう。
ただ、本音だけで喋れる人ってそんなにいないですよ。本音で喋れるって相手との相性の問題もありますし。
自分が大切にしたいなって思える人が見つかれば「少しずつ本音を言ってみようかな」くらいでちょうど良いかなと個人的には思います。
自分が苦手だなという人に無理に本音だけで会話をしようとしなくても良いです。
本音は心を許せる数名にだけ喋れれば良いというスタンス。
もしそういう人が見つからなければSNSとか、メモ帳とかにこっそり吐き出してみるのでもスッキリしますよ。
社会人で友達がいないのは悩むべきことじゃないと思う。
まとめ
誰にも本音が喋れないからって自分の人間性に欠陥があると考えがちですが、そうではないんです。
本音が喋れないのは相手とリラックスできる関係性が構築できていなかったり、何か守りたいものがあるからです。
本音は相手とリラックスできる関係性ができてからポロっと出てしまうものであって、力んで一生懸命喋ろうとするものではありません。
もし本音をポロって喋ってしまうくらい良い関係の人が1人でもいれば幸運なことですし、いなければこっそり書き出してみるのは結構おすすめです。
まとまりませんが、一番言いたいのは本音が喋れないからって悩む必要はないですよということです。
真面目って言われたくないよね。共感できるあるある5選。 幸せは資産額の多さじゃなくて周囲との比較で決まる。