ぺこばの松陰寺太勇さんのようなタイトルですが、あなたに黒歴史はありますか?私にはあります。思い出すと体がなんだかかゆくなるような黒歴史が。
私の黒歴史は中学生から高校生くらいでちょうど部活動をしていた頃です。先日、中学時代の同級生と連絡をする機会がありまして、ちょうど部活動をしていたときの話題になりました。
だんだんとその頃の記憶が蘇ってきました。まさに黒歴史ノートを発見してしまったときのような気分です。
なのでちょっと、黒歴史について考えてみようと思います。
私の黒歴史
私は野球部に所属していたんですけど、それが結構ガチなチームでして。
チームが強かったが故に、所属をしているという優越感から友達に横柄な態度を取ってしまったり、生意気な口の聞き方をしてしまったり。
そんな今思い出すと「ああ、あのときは本当に悪いことをしたな」と思います。当時はそんなことに全く気が付きません。
強いチームに所属をしているというだけで、自分が良い選手にでもなった気がしていたんですね。
そんな横柄な態度故に、高校時代はチームの仲間からちょっと嫌われたこともありました。
黒歴史を経て、大人になっていく。そして黒歴史は続いていく
当時は気がつきませんが、だんだんと「あのときのあの行動恥ずかしかったな」とか、「〇〇くんと仲悪くなっちゃったけど、たぶん原因は自分だったかもな」と気がつくときがきます。
そして行動を改めて、今の自分があるわけです。とは言っても、人間が完成しているわけではないので、これからも恥ずかしい経験や失敗をたくさんしていくことだろうと思います。
今一生懸命やっていることでも、30代になったときに恥ずかしく思えたり、冷めた目で見るようになるのかもしれません。
それはそのときになってみないとわかりませんが、10代の頃に一生懸命だったことが黒歴史になっていることを考えるときっとそうなんだと思います。
黒歴史にもメリットはある
思い出したら恥ずかしくなる黒歴史ですが、メリットもあります。
「他人の失敗を許せるようになる」ことです。これは黒歴史の最大のメリットだと思います。
「自分もあんな恥ずかしいことをしたな」と思い返すだけで、不思議と相手の失敗を許せるようになります。
人間は自分が経験してきたことや失敗したことには寛容になれるようです。黒歴史だったと感じることが多い人はきっと人にも優しくなれるかもしれませんね。
黒歴史こそ自分の強みだ!!
黒歴史について考えてみると、恥ずかしかった経験や失敗が今の自分に活きていることがわかります。
私の場合は高校時代に自分の横柄の態度から周囲に嫌われた期間があり、周囲のなかで孤立する寂しさを知り、そんな人に寄り添えたらという思いから今の福祉業界に辿りついたのかもしれないと今になって思います。
職業を選択した当時はそんなことを意識せず、就活の面接でもテンプレート的な文章で乗り切った気がします。
社会人になり「働く」ということについてゆっくり振り返ったときに、自分では黒歴史だったと思うことが職業選択に影響しているかもしれないと気が付きました。
そう考えると黒歴史も役に立っているんだなぁと感じます。
これからも成長する過程で黒歴史を作っていくんだと思います。黒歴史を作ることを恐れず、他人に被害を与えない範囲で挑戦し、小さな失敗や恥ずかしい思いをしながら大人になっていきたいものですね。
ちなみに、10年ぶりに中学時代の友達と話してとても楽しかったです。
おしまい。