何かする前に計画って立てますよね。
電車に乗ってどこかへ向かうとき、受験勉強をするとき、仕事を定時で終わらせようとするとき、今晩の夕食は何にしようかと考えるとき。
僕たちはだれ一人と例外なく、計画を立てて生活をしています。
どんなに高学歴な人であっても、そうでない人でもです。
そんな僕たちにとって身近な計画も人生という単位で見ると立てている人って少ないような気がします。
人生って長いですし、計画を立てても計画通りにいくとは限らないですもんね。
でも成功者と言われる人はみんな立てていたみたいなんです。
貧困生活から数億円とお金持ちになった東京大学教授の本多静六さんも実は20代の頃に人生計画を立てていたんですけど、それがすごすぎるので紹介させてください。
この記事を見れば、人生計画を立てることの重要性と計画の立て方がわかります。
億万長者が20代のころに立てた人生計画
人生は4分割できる
人生はいくつかの段階に分けられますが、本多静六さんは4分割していました。教練期、勤労期、奉仕期、楽老期の4分割です。
文字だけを見ると漢字ばかりでわかりにくいので、それぞれ解説していきます。
1段階 教練期
6歳から20歳までのことを指します。
この期間は人間らしく働くための準備をする段階です。
勉学に励むことや健全な身体を作り上げること、貧しい体験をすることで素直な心や学習意欲を育てるフェーズになります。
さらに教練期のなかでも、少年期(6歳〜15歳)と青年期(16〜20歳)に分けられています。
2段階 勤労期
自分のため、家族のため、社会のために働いて信頼と財産を築く段階です。
年齢は21歳から65歳を想定しています。
本多静六さんは勤労期でも特に25歳から40歳までの15年間で今後の生活に困らないだけの資産を形成せよと説明しています。
倹約に勤め財産を築き、仕事を趣味化していく段階です。
勤労期のなかでも、さらに少壮期、中壮期、大壮期に分けられています。
・少壮期(21歳〜35歳)・・・がむしゃらに働く期間。
・中年期(36〜50歳)・・・適切な判断が下せるようになる期間
・大壮期(51〜65歳)・・・豊富な経験が溜まってきている期間
3段階 奉仕期
年齢的には66歳から85歳が想定されていますが、本多静六さんは元々70歳までしか人生計画を立てていませんでした。
ご本人曰く、予想外に長生きしてしまったため、人生計画を途中で120歳まで追加しています。
なので、66歳から75歳くらいまでと定めても良いでしょう。
お金のためとか名誉のためというのを超越して社会のために奉仕する期間です。若者の世話係をしたり、会社の名誉職に就いたりする段階です。
4段階 楽老期
85歳からですが、75歳くらいからでも良いと思います。
この期間であっても勉強は継続しますが、これまでの長年の努力に満足感を抱きながらも、余生を楽しむ段階です。
本多静六さんは楽老期を3つの四字熟語で表現しています。
・晴耕雨読(せいこううどく)・・・晴れた日には畑で農作物を作り、雨が降れば読書をする。
・和顔慈眼(わがんじげん)・・・穏やかな顔つきと仏が人間界を優しく見つめるような目つき。
・光風霽月(こうふうせいげつ)・・・心がさっぱりと澄み切ってわだかまりがなく、さわやかなこと。
ちなみに本多静六さんは楽老期に山紫水明の温泉郷に小さな家を建て、晴耕雨読するのが目標だったようです。
伊豆にある場所のようですが、穏やかなところですね。
人生計画こそ、人生を充実させるただ1つの方法
良い建物も良い設計がある
建物も同じで、行き当たりばったりで建てないですよね。
入念にプロがしっかり作り込んでから建築します。
良い建物ほどしっかり設計されているようです。
それと同じで良い人生を送ろう、充実した人生を送ろうとするなら、人生計画を立てた方が良いみたいです。
人生計画を立てないなんて自殺行為だとも書いてあります。
ちょっと脅しのような表現ですが、それほど大事ということなのでしょう。
人生計画を立てるほど自由に近づく
計画を立てると自由が拘束されてしまいそうって感じがしますが、計画を立てた方が自由に近づきます。
計画を立てることで事前に準備ができ、「こんな予定じゃなかったのにー」ということを事前に防ぐことができるからです。
まとめ 未完成でも良い、人生でやりたいことを書いてみよう
何も完璧じゃなくても良いんです。
未完成でも良いのでとりあえずやってみたいことを紙に書いてみましょう。
紙に書くことで自分の潜在意識に組み込まれるとかなんとかって言いますしね。
実際社会的に成功を収めている人は自分の夢を紙に書いている人が多いので、一度やってみるのが良いと思います。
人生計画を立ててみたい場合はこの記事で書いた人生を4段階に分けるやり方がおすすめです。
僕も書いてみようかな。
それでは、また。