学生と社会人になると何が変わるんだろう?とか、社会人になるのは怖いからずっと学生のままでいたいなと思ったことありませんか。
僕は大学を卒業するときずっと思っていました。
なんなら入職してもしばらく思っていました。
社会人2年目の僕が社会人になるのが怖いという人に向けて、学生と社会人の違いについてまとめてみました。
自分で会社を立ち上げている人とサラリーマンではまた違うと思いますが、今回はサラリーマン編です。
自分のいる環境
同年代が中心 → 目上の人中心
高校生や大学生の頃に周りにいる人というのは友達や先生であることが多かったですよね。
年齢も同じか、先輩だったとしても1歳上か2歳上くらい。
社会人になると周囲の人が大抵先輩となります。
僕の職場は新卒が僕1人だけだったので、同級生はいません。年齢の近い先輩で5歳上、それ以外は10歳上や20歳上になります。
当たり前ですが、新卒で入職すると周囲の人はみんな年上です。
年上といってもかなり年上で、自分の親世代の人と一緒に働くことになりますので、最初は接し方に戸惑うかもしれません。
お客さん → もてなす側へ
学生の頃は学校や大学に授業料を納めていたわけですから、僕たちがお客さんでした。
多少のわがままでも通ってしまうこともあったと思います。
社会人になると自分たちがお金を払ってもらう側なので、今度はサービスを提供する側になるわけです。
わがままは通らなくなるどころか、自分のこうしたいより相手の要望に応えられるように努めなくてはなりません。
社会人になりたてのうちはちょっと窮屈に感じるかもしれませんが、だんだんと慣れていくと思いますよ。
重要なときだけ気を遣う → 常に気を遣う
テストや授業でプレゼンがあるときだけ緊張する、気を使うというのが学生時代だと思います。
社会人になるとみんな目上の人ですし、教えてもらいながらじゃないと仕事が進まない環境に加えて、サービスを提供する側になるので常に気を使います。
学生時代にバイトをしていて「仕事をするってそんなもん」って慣れている人は良いと思いますが、僕は学生時代に短期バイトしかしたことがなかったので、常に気を使う環境になれるのは大変でした。
入職して半年くらいは常に気疲れしていましたね。
まあ、自分の親世代の先輩と一緒に働くわけです。気を使って疲れてしまうのは仕方のないことです。だんだんと気を使うことに慣れていきます。
常にタメ口でたまに敬語 → 常に敬語でタメ口はほぼない
社会人になるとふと思うことがあります。
「そういえば最近いつタメ口を使ったけ?」
職場に同期がいなければ、おそらく職場でタメ口を聞くことはあまりないと思います。
学生の頃はむしろ敬語をあまり使わないじゃないですか?
「承ります」とか「存じあげます」とか、入職したばかりのことは本当に慣れなくて、たどたどしい日本語を話していました。
敬語を使うのも慣れるもので、だんだんと職場でタメ口で話す方が違和感を感じるようになります。
時間
平日での自由時間は多い → 自由な時間は土日
学生と一番変わるのが時間かもしれませんね。
大学生であれば、どの講義を受けるかやいつ休みにするのかなどを比較的自由に決められますので、自分が何時に何をするかは自分で決められます。
社会人になると基本的には就業時間内は決まった場所にいなければなりません。
最近ではリモートワークなどで自宅で勤務をしたり、カフェで勤務をするみたいに場所に縛られない働き方を取り入れる会社も増えています。
それでもまだまだ会社に行って仕事をするというやり方の方が多数派です。
その場合、自分の行動を自由に決められるのは休みの土日だけになります。
講義以外はどこにいても良い → 1日のほとんどを会社で過ごす
8:30に出勤し、17:30に退社したとします。
睡眠時間を6時間だとして、起きている時間が18時間。
起きている時間のうち、半分以上を会社で過ごすことになります。
長期間の休みが多い → 1週間の休みも取りにくい
社会人になってから、「こんなに休みが取れないんだったら、学生のうちにもっと海外旅行とかしておけばよかった」という声を良く耳にします。
大学生だと夏休み、冬休み、春休み、もしかしたら講義を計画的に休んで・・・と比較的に1週間程度であればいくらでも時間を作ることができたと思います。
3日や4日の休みであれば、土日とくっつけて取ることはできますが、社会人になると1週間の休みはなかなか取れません。
もし普通の平日に1週間休みを取るとなると、2~3ヶ月くらい前から上司と相談して、仕事の引き継ぎをしたりしないといけません。
結構気を遣います。
ゴールデンウィークのような祝日であれば1週間休みを取れますが、旅行に行くにしても高いですし、どこも混んでいます。
サラリーマンの場合は時間の自由は少なくなります。
お金
多くの場合増える
大学生の頃の収入源はバイト、仕送り、奨学金の方が多いと思います。
バイトをしている場合、種類にもよりますが、頑張って月10万くらいが多いんじゃないでしょうか?
社会人の場合、初任給が15万円〜20万円の会社が多いので、学生時代のバイト代よりは収入が増えます。
出費も増える
学生時代は授業料、家賃、水道光熱費を親が出してくれている人もいるため、月15万円の収入があれば結構裕福だったと思います。
社会人になると家賃や水道光熱費などの出費も増えますし、車を購入した方であれば維持費、駐車場代がかかるようになるため、収入が増えても自由にた使えるお金は学生時代と変わらなかったりします。
人間関係
自分では決められない
学生の頃はどんなに自分が嫌だと思う相手がいても関わるかどうかは自分で決めることができます。
社会人になると苦手な人がいたとしても同じ会社の人であれば、関わる必要があります。
仕事は1人ではできません。多くの場合、自分以外の協力が必要です。
苦手な「その人」が仕事をする上で重要なポジションにいるなんてこともあるので、関わる必要があるのです。
かなりドライ
社会人になって感じたのは人間関係はかなりドライだということです。
みんな「仕事をして、お金を稼ぐ」という目的をもって、働いていますので、本当仕事上の関係って感じです。
それに社会人になれば、結婚をして子どももいることもありますから、仕事以外の時間に関わるなんてことはほとんどなくなります。
まとめ
学生と社会人の違いについて「環境」、「時間」、「お金」、「人間関係」に分けてまとめてきました。
ここまで読んでくださった人は「なんか社会人になるって、時間もなくなるし、周りには気を遣ってばかりだし嫌だなー」って思った人もいるかしれません。
確かに学生時代と比べると時間には縛られますし、気を使いっ放しです。
でも人によっては学生時代より社会人になってからの方が充実しているなんてことも聞きます。
僕もその1人です。
理由は、
- 自分のやったことが直接誰かの役に立つから
- 自分で稼いだお金で生活していくことで、「自立してる感」が手に入るから
- 自分の人生を真剣に考えることが増え、新しいことに挑戦しだすから
僕は特に3つ目が重要かなと思っています。
社会人になってから充実しだす人とつまらなくなったと言い出す人がいます。
その違いは勉強をし続け、新しい知識や体験を見につけているかどうか。
今の現状維持でいいやと思ったときに毎日がつまらなくなるのだと思います。
1日少しでも1つでも良いので新しいことをしてみて下さい。社会人になってからの毎日もきっと充実するはずですよ。
それでは、また。