楽天モバイルのCMを見たことがあるだろうか?
そう、米倉涼子さんがピンクのスーツを着て吠えるインパクトのあるあのCMだ。
ご覧になったことのない方は一度見てほしい。
楽天モバイルのCMにはプレゼンをする上での大切な考え方が詰まっているような気がする。
文字にしてみた。
ピンクはセリフで、色がないところは合いの手だ。
楽天モバイル(社名)
日本のスマホ代は高すぎる!!
事実、82.9%もの人が下げてほしいと思ってる。
そこで、
Rakuten UN-LIMIT2.0なら月2980円。
安っ!
しかも全国どこでもデータと通話使い放題。
なんと、最初の1年間は無料!
「あー申込めんどくさそう」
どころがどっこい!
楽天モバイルならスマホで簡単申込。
らくちん!
しかも自宅に届いてすぐに使える。
今日からあなたも楽天モバイル。
お分かりだろうか?
①結論
②問題提起
③根拠
④メリットの提示(提案)
⑤結論
プレゼンのお手本のようにきれいに構成されている。
詳しくみていこう。
目次 非表示
楽天モバイルのCMの構成
結論
「楽天モバイル」
このCMではシンプルに社名を叫んでいる。
問題提起
「日本のスマホ代は高すぎる!」
確かに3大キャリアの通信料金は高いかもしれない。
と、普段から考えていた人たちは心の中で叫んだことだろう。
「そうだ、そうだ!!」
根拠
「事実、82.9%もの人が下げてほしいと思ってる」
本当かどうか確かめる手段がないが、数字を出されると妙に納得してしまう。
メリットの提示(提案)
「Rakuten UN-LIMIT2.0なら月2980円」
「全国どこでもデータと通話使い放題」
「最初の1年間は無料!」
「スマホで簡単申込」
「自宅に届いてすぐに使える」
これらのメリットは全て受けてのニーズに沿って提示されている。
受けてのニーズは、
①安く使いたい → 月2980円
②データをたくさん使いたい → データと通話使い放題
③通信が不安定なのは嫌だ → 全国どこでも
④楽に手続きしたい → スマホで簡単申込
⑤新しいサービスは不安 → 1年間無料
受け手のニーズはほぼ網羅されているだろう。
結論
「今日からあなたも楽天モバイル」
最後を結論で締めくくる。
完璧だ。シンプルかつ、強烈な印象が残るCM。
この通りに子どもが「おもちゃ買って」とねだってくれば、思わず親は唸り、財布の紐を緩くするだろう。
早速、やってみよう。
ねだる品物は「Switch」。
ねだってみた
まずは普通に
子ども:ねーえ、Switch買って? (結論)
みんな持っているのに、僕だけ持ってないんだよ! (問題提起)
ちゃんと勉強するからさぁー。
お願いーっ!
母親:ダァーメ!
撃沈。
惜しかった。結論、問題提起まではいけていた。
だが、もう一工夫必要だ。
楽天モバイルのCMを見た子ども
子ども:ねーえ、Switch買って? (結論)
僕ね、最近友達が少ないんだ。 (問題提起)
会話のほとんどがスイッチのゲームのことだし、クラスの32人中25人も持っているんだよ。 (根拠)
スマートフォンアプリ「Nintendo みまもり Switch」を機能を使えば、お母さんが時間とかを管理できるし、
1~2時間くらいならそんなに勉強に悪影響も出ないと思うんだ。
そして何より友達との会話についていけて、もっと仲良く慣れる気がするんだ。
もうね、Switch買ってくれたらこの1年は何もねだらないからさ!
ちゃんと書面で残しておくし。 (メリットの提示、提案)
だから、Switch買って? (結論)
母親:ちょっと考えさせてね?
その後、この少年がswitchにたどり着いたのか私は知らない。
ただ、switchの購入のために考えたことはきっと社会に出てから大きな役に立つことだろう。
頑張れ、Switchが手に入るまで。
この内容はフィクションです。
Nintendo みまもり Switch
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