待ちに待った恋人との夢の国でのデート。
開演前はあんなにワクワクしていたのに、いざパークのなかに入ると喧嘩になってしまうことってありますよね。
既に開演前の並んでいる段階から、戦いのゴングが鳴っているカップルもいます。
実は僕も何回か夢の国での喧嘩を経験しています。
本当はお互い喧嘩したくないんです。
喧嘩したことのあるカップルの彼氏は毎回、ディズニーに向かう京葉線の中で誓うんです。
今日は喧嘩しない。
今日は喧嘩しない。
今日は喧嘩しない。
今日は喧嘩しない。
ところが、ディズニーに着いて相手と合流した頃には心のなかの声は聞こえません。
あれ、なんなんですかね?
僕は真剣に考えました。
僕が悪いんじゃない。
そして相手も悪いんじゃない。
ただ、喧嘩しやすい環境が整っているだけだ。
・鬼の混み
・耐え忍ぶ空腹
・乗り物に並ぶ長蛇の列
・8:00~22:00までの長期戦
・ハイキング並みに歩く距離
条件が整いすぎています。
ただ、これらは少しの工夫で解決できます。
・鬼の混み
→ 空いている平日を狙う
・耐え忍ぶ空腹
→ こまめに軽食をとる
・乗り物に並ぶ長蛇の列
→ ファストパスを取る、もしくは空いている乗り物から攻める
・8:00~22:00までの長期戦
→ 滞在時間を短くする、もしくは適度に休憩を挟む
・ハイキング並みに歩く距離
→ 適度な休憩
でもこれで根本的な問題解決ではないんです。彼氏側としては解決なんですけど。
彼女が彼氏に求めていること、それは
ディズニーに来るマインドセットはできてるか?同じテンションで来いよ
ということらしいのです。
僕も最近知ったんですけど。
大袈裟かもしれませんが、夢の国で勃発する喧嘩は夫婦になってから起こる喧嘩の縮図かもしれません。
結婚したことありませんが(ゴニョゴニョ)
同じテンションで来てほしい問題
ディズニー大好きな彼女と好きなんだけど、大好きとまではいかない彼氏。
数ヶ月ぶりのディズニーデートに気合いという気合いを入れて1時間前から開演の列に並ぶ彼女。
寝坊して30分遅れて到着した彼氏。
「カーン、ファイトッ」
戦いが始まりそうですね。
彼氏:「ごめん、電車1本乗り過ごしてちゃった」
彼女:「こっちは1時間前から並んでんだけど?やる気ある?」
彼氏:「やる気?」
「やる気ならあるよ。てか、まだ30分前なんだしそんな怒ることないだろ?」
彼女:「逆ギレ?遅く来たのはそっちでしょ?まず謝ってよ」
彼氏:「さっき謝ったじゃん」
こうなったら目も当てられません。
お互い悪くないんです。
彼氏はちゃんと30分前に到着しているし、彼女も1時間前から並んでくれている。
彼氏側は30分に到着したという事実に着目しています。
彼女側は遅れてくる姿勢に着目しています。
ディズニーに来るマインドができてないだろう?同じテンションで来てくれよ。
ということが言いたいのです。
彼氏側からは「おいおい、マインドセットまで強要してくんなよ」っていう声が聞こえてきそうです。
ただ、夢の国でのデートを喧嘩せず楽しく過ごしたいのであれば、彼氏が彼女に合わせた方がうまくいくと思います。
・いつもよりちょっとだけ楽しんでみる
・いつもよりちょっと早く現地に到着してみる
みたいに。
振り返ってみるとこれまでの人生、そしてこれからの人生でこのようなお互いの温度差が問題で喧嘩が怒る構図は結構ありそうです。
たとえば、
・文化祭のときにやる気のある女子とやる気のない男子
・合唱コンクールのときの女子と男子
・結婚式の準備をする夫と妻の温度差
・子育てに対する夫と妻の温度差
などなど。
男女の「同じマインドセットで来いよ問題」は永遠のテーマなのかもしれませんね。
なので、夢の国で喧嘩せず、楽しむ術を見つけたカップルは夢の国デートそのものを楽しめるだけでなく、結婚後も活用できるスキルを手に入れたことになります。
夢の国は楽しい時間だけでなく、喧嘩せず楽しむための術を考えさせてくれる場でもあるのかもしれませんね。
この記事のカップルの喧嘩はフィクションです。