60歳から始める投資は米国債券。

たまたま書店で見つけた『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』というタイトルの本。思わず購入してしまいました。読み進めていったら投資に関する記載があったので、まとめておくこととします。

やることさえわかれば漠然とした「老後」の不安は消える

何にどれだけお金がかかるかわからないから多くの人が不安になります。

どれだけお金がかかるか検討もつかない。

もし年金が足りなければ家計の収支が毎月赤字になり、頑張って貯めた貯金が少しずつ減っていく。

お金が不安だからと株式や投資信託、不動産投資といった資産運用だけに目が向いているなら要注意。

やるべきことは資産運用×支出減×節税×制度の利用

本書では「老後を救うための鉄則」と呼んでいます。

どれか一つに偏るのではなく、バランスが重要ということですね。

やるべき3つのこと

①家計の現状を把握する

②公的な制度について情報を集め、もらえるお金はきちんともらう

③お金を増やすために確実・簡単にできることをきちんとやる

今回は③について深掘ってみたいと思います。

ギャンブル性ゼロ、元本保証の米国債で着実にお金を増やす

本書を読み進めていくと現代の日本で豊かに暮らしていくには「資産運用」とも上手に付き合っていく必要があるようです。

世の中にはリスクの高い投資、損をする可能性が高い投資もありますが、本書ではギャンブル性はなく、安心・安全に手堅く資産を増やす方法として米国債が紹介されています。

投資に回しても良いお金

時間に余裕のある資金は投資に回しても良い。「来年、家のリフォームをするための資金」など、すぐ使う予定があるお金は現金のまま置いていく。

時間に余裕のある資金とは?

現時点の貯金 − 3ヶ月分の生活費 − 3年以内に使うお金 = 時間に余裕のあるお金

毎月の収支が黒字であれば「収入 − 支出」の半分くらいは運用に回しても良い。

ハイリスク覚悟で大儲けを狙う必要はない

重要なのは資産運用でのハイリターンではない。日々の家計改善や資産の整理。

資産運用で目指すべきリターンはせいぜい年1〜2%

これだけでも家計改善や資産の整理ができていれば、60代以降の生活に必要なお金は十分に手に入れられる。

そもそも米国債とは?

米国債とは米国の財務省が発行する国債。国債とは「国庫債券」の略で国の資金の不足などを補うために発行されるもの。国債を買うことは「その国にお金を貸している」状態。

米国債のメリット

・元本(元本と利息)の支払いが保証される。

・ギャンブル性がほぼゼロ。

・一定の利益が継続的に入ってくる。

米国債のデメリット

・国債には常にデフォルト(債務不履行)のリスクがある。

・デフォルトが発生すれば元本割れすることもある。

・流通量に限りがあるため、欲しいときに買えない可能性もある。

米国債がデフォルトになれば世界中の金融システムが破綻するおそれがあり、その可能性は極めて低い。

安全性と利回りを総合的に考えると米国債が圧倒的に有利

米国債に対する主要信用格付け会社の評価

・ムーディーズ・・・Aaa

・スタンダード&プアーズ・・・AA+

・フィッチ・レーティングス・・・AAA

各社とも高い評価を下している。

また主要先進国の国債利回りは以下の通り。

主要先進国の国債利回り

・アメリカ・・・2.9%前後

・日本・・・0.06%前後

・ドイツ・・・0.3%前後

・フランス・・・0.7%前後

・イギリス・・・1.3%前後

・カナダ・・・2.1%前後

米ドルは為替変動幅が小さいわりに利回りが大きく、為替リスクの影響を受けにくいと言える。

主要先進国のうち、イタリアは3.0%前後、ロシアは8.7%前後、他にもアルゼンチン20%前後、エジプト18%前後といった高利回りの国債もあるが、いずれも信用格付けはムーディーズ→B3〜Baa3、S&P→B〜BBBとあまり高くない。

安全性と利回りを総合的に考え合わせると、米国債が圧倒的に有利である。

まずは少額で米国債を購入してみよう

何を買えば良い?

買うべき金融商品として紹介されているのは、米国債(特に利付国債)です。

利付国債とは?

半年ごとに利息を受け取ることができ、償還日になると元本が戻ってくる債券のこと。

国債には「利付国債」と「割引国債」の2つがある。

「割引国債」は半年ごとの利息の支払いはないが、安く購入できる。安く購入できる分、利益を手にするためには償還日まで待たなければいけない。

利息が収入に加わるかどうかで60代以降の生活が大きく変わるという観点から、本書では半年に1度利息の支払われる「利付国債」の購入がおすすめされている。

具体的な商品名は?

  • 償還日まで1年未満の短期国債・・・トレジャリーヒル
  • 10年を超える長期国債・・・トレジャリーボンド
  • 割引国債・・・ゼロクーポン債
『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』より

日本の証券会社が新たに発行された米国債を扱うことは少なく、購入できる米国債ほとんどが、発行されてから時間がたっている「既発債」。

国債は、基本的には償還までの期間が長いほど、トータルの利回りが良くなる。

自分にあった商品を選ぶポイント

自分のライフプランに沿って「何歳から何歳まで、どのタイミングで利息を手に入れたいか」「いつ元本が戻ってきてほしいか」を考えて利払日や償還日を確認し、その上でより利回りの良いものを選ぶのがベスト。

購入したあとにやること

①利払日(利息が支払われる日)に利息が振り込まれているかどうか確認する。

②償還日(定期預金の満期日のようなもの)に元本が戻ってきたかどうか確認する。

③できるだけ償還日まで持ち続ける。

毎日値動きをチェックしたり、売買のタイミングを見計らったりする必要はありません。

まとめ

1.老後にやるべきことはこの3つ

①家計の現状を把握する

②公的な制度について情報を集め、もらえるお金はきちんともらう

③お金を増やすために確実・簡単にできることをきちんとやる

2.時間に余裕のあるお金は投資に回してみよう

時間に余裕のあるお金 = 現時点の貯金 − 3ヶ月分の生活費 − 3年以内に使うお金

・目指すべきリターンは年1〜2%

・安全性と利回りを総合的に考えると米国債がベスト

・利息の支払いのある「利付国債」を買おう

・どれを買えば良いか迷ったら「トレジャリーボンド」を買ってみる

3.購入したやること

①利払日(利息が支払われる日)に利息が振り込まれているかどうか確認する。

②償還日(定期預金の満期日のようなもの)に元本が戻ってきたかどうか確認する。

③できるだけ償還日まで持ち続ける。

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