なぜ楽天証券からの入金が分割されるの?実体験をもとに解説。

証券口座での売却手続きは一見シンプルに思えるんだけど、実際には多くの細かい計算と理解が必要だったりする。

2024年から新NISAが始まり、僕もこれまで特定口座で積み立てていた分を一度売却し、新NISAで買い直すという作業をしているんだけどいくつかわからないことが出てきた。

色々調べてみたから、同じような疑問を持つ方々の助けになれば嬉しい。

税金についての基礎

まず、売却益にかかる税金。所得税と住民税で、合わせて20.315%。

これには15%の所得税と5%の住民税、それに0.315%の復興特別所得税が含まれてる。

税率の内訳
税の種類 税率
所得税 15%
住民税 5%
復興特別所得税 0.315%
合計 20.315%

実際にどうなったかというと…

僕がS&P500の1,389,662円分を売却したときの例で説明するね。

投資成績の内訳
項目 金額
元本 857,301円
増えた金額 532,361円
約61%増

増えた金額の532,361円に20.315%の税金が発生するから、大体108,000円くらい引かれているはず。

実際に楽天証券の画面を見てみると、

確かに源泉徴収されてる。

なので、売却総額1,389,662円ー108,149円=1,281,513円が本来手取りとなるはず。

がしかし、受渡日に楽天銀行を見てみると、実際には1,181,513円しか振り込まれていなかったんだよね。

「僕の100,000円はどこに行った?」

よく入出金履歴を見てみると、100,000円は別で振り込まれている。

ん?この100,000円はなんのお金?詳しく見てみても良くわからない。

自動スイープは知ってるんだけど、なんで?まとめて支払えば良くない?なんで分割?疑問だらけ。

入金額が違った理由

色々調べて、「楽天証券 自動スイープ 何のお金」って検索してみたら、答えが見つかったよ。

謎の100,000円の正体

なんで1,281,513円が100,000円と1,181,513円に分けて振り込まれたか。

実は、積み立てNISAの購入分と特定口座の売却がかち合って、積み立て予定だった100,000円が戻ってきただけの話。

これで、金額の不一致が解消された。

分割入金のカラクリ

積み立て投資が設定されてると、売った金から一部がその積み立てに使われて、残りが振り込まれることがあるらしい。だから、売却金が分割で振り込まれることがある。今回もそう。

過去の売却分も見直してみると…

2014年1月にはニッセイの外国株式インデックスファンドを売ったんだけど、積み立て設定のせいで、分割入金があった。

でも、積み立て分を引いたら、ちゃんと計算が合った。

まとめ

証券口座での取引、意外とシンプルじゃないよね。

複雑な税金の計算は自動でやってくれるから僕たちは入金を待つだけなんだけど、積み立て設定があると、もっとややこしくなる。特に積み立てNISAを使ってる人は、この分割入金に注意が必要かも。

この話が、同じような疑問を抱えてる人たちの役に立てば嬉しい。

​​売却代金は受渡日の22時以降に楽天銀行に自動出金(スイープ)されるよ。

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