結婚されている男性の方であれば、「家族から尊敬される父親でありたい」と思ったことのある方は多いのではないでしょうか。
「俺は別に尊敬されなくても良いや」という方でも家庭を居心地の良い環境にしたいですよね。
近年では旦那デスノートや「夫を捨てたい。」という本が話題になるなど、家庭が居心地が良い環境ではなくなっているような気がします。
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でも、自宅に帰って居心地が悪いというのは嫌ですよね。どうしたら良いのでしょう。
尊敬される父親になる方法は意外とシンプルなのかもしれない
私も少し考えてみたのですが、日々の生活のなかで気づきがありました。尊敬される父親になる方法は意外とシンプルなのかもしれません。
尊敬される父親や家庭を居心地の良いものにできる男性に共通する特徴は2つあると思います。順に解説していきます。
ちなみに私は結婚はしておりません。社会人n年目の20代です。父親の立場になったことはありませんが、これまで息子の立場から考えたことや感じたことも踏まえて記事を書いているので納得いただける部分はあるかと思います。
尊敬される父親に共通する2つのこと
家族のなかで誰よりも働く
もちろん仕事も含みますが、仕事のことのみを指しているのではありません。家庭のなかでの働きを指しています。
注意が必要なのは仕事を一生懸命にやって、家庭のことは何にもしないという事態は避けなければいけないという点です。
仕事のみに一生懸命になりすぎて、家庭のことができなくなってしまってはせっかく一生懸命に働いても家庭が居心地の悪いものになってしまう可能性があります。
私の肌感覚になってしまうので根拠はありませんが、不思議なことに稼ぎが良くて家庭のことは何もしない父親(夫)が家族から嫌われることはあっても、稼ぎが低くても家庭のことに一生懸命の父親(男性)が家族から嫌われることはかなり少ない気がします。
家事や子どもの習い事など家族のことに誰よりも積極的に動こうとしている父親で嫌われている人を見たことがありません。
家庭のことは金銭的価値に換算できませんが、それだけ重労働であり、大変なことなのかもしれません。
妻(配偶者)を大切にする
家族から尊敬される父親は例外なく、妻(配偶者)を大切にしています。その姿勢は言動や態度に現れます。
感謝できる、変化に気が付くことができる、謝罪ができる、目を見て会話をすることができるなど些細なことかもしれませんが、大切にされていないと感じる相手に優しくしようとはなかなか思えません。
相手が自分を大切にしていると感じるから、自分も大切にしようと思えるはずです。大切にしてくれる相手がいるからこそ、家庭が居心地の良いものになります。
尊敬される父親の共通点に気づくに至った経験
学生時代行ったアメリカでのホームステイ
大学2年生のときにアメリカのカリフォルニア州に2週間ほど行きました。滞在中は全てホームステイでした。
そのときのホストファミリーのお父さんが家族にとても好かれていました。4人家族で父親、母親、長男、長女という家庭だったんですけど、みんなお父さんのことが大好き。尊敬されているという感じでした。
私が接した印象もとても良かったんですが、特に高年収の仕事や社会的に地位の高い仕事に就いているというわけではなかったんです。家族からはビルの清掃の仕事をしていると聞きました。
「なぜこんなに好かれているんだろう」と思って、生活を2週間してみたら理由がわかりました。
家庭のなかで誰よりも働いていたのです。朝食や子どもたちのお弁当、洗濯、買い出し、学校の送迎など多くのことをお父さんがやっていました。仕事をしながらです。
もちろん母親も家事や子どもたちの送迎をしていましたが、割合でいうと父親と母親で6:4といった印象。父親の方が多く働いていました。
朝も家族の誰よりも早く起き、家族にコーヒーを入れてあげていました。「なるほど、こりゃ好かれるはずだ」と納得です。
私の周囲にはあまりいないタイプの父親だったので、新鮮でしたが、好かれる父親は誰よりも働いているのかもしれないという仮説はこのホームステイを通して持つようになりました。
私の父親
人を比較するのはあまり良くないとは思いますが、私の父親はホストファミリーのお父さんとは対照的です。これまであまり家事をすることがありませんでした。
平日は仕事をし、帰ってきてテレビを見て、就寝。という生活が続きます。仕事は休みの日はテレビを見るか、寝ているか、フラッと出かけているかでほとんど家事をしているところを見たことがありません。
家事をするとなったら、嫌々といった雰囲気が漂います。そんなこともあり、私は尊敬の念とは反対の感情を抱くことも度々ありました。
そんな父親に対しても、稀に尊敬の念に近い感情をいただくことがあります。それが家庭のことを一生懸命にしているときと母親、つまり妻(配偶者)を大切にしていると感じられるときです。
家庭のことであれば、家の電気が切れているのをさっと交換してくれるときや自宅周辺の草刈りをしてくれたりするときなどです。言われたから嫌々とではなく、自分か進んでやってくれたということがポイントかもしれません。
妻(配偶者)を大切にしていると感じられるときでいうなら、買い物で重たい袋を持ってあげるなど何気ないことです。
そんなときに息子の立場から尊敬の念に近い感情を持ちます。
まとめ:尊敬される父親になる方法は妻を大切にして、よく働くこと
私はこの2つに尽きると思います。妻(配偶者)のことが大切にできて、よく働く父親や夫で家庭が居づらいという人をまだ見たことがありません。
父親や夫が家庭で居心地が悪くなってしまう原因は多くの場合、相手ばかりに負担がかかってしまうからか、相手のことを大切にできなくなってしまうからです。
私も社会人になり、仕事で溜まるストレスや疲れを感じることが多くなり、家事などをせず、テレビを見ていたい気持ちは理解できるようになりました。
ただ、結婚したのであれば家庭を居心地の良いものにするために少しでも頑張ってみたいものですね。
これも根拠のないことですが、家事の割合は男性6割、女性4割くらいが良い家庭を築くコツなのかもしれないと密かに思っています。