1週間ほど前にAppleのエクスプレス交換サービスを利用した。
少々手間取ったので、備忘録として残しておく。
エクスプレス交換サービスは故障端末を玄関先で交換してくれる
今回利用したのは妻のiPhone11。
画面には複数本のヒビが入ってしまっている。
バッテリーもAppleが交換を推奨している80%に迫っている。外出した場合、1日充電が持たない。
iPhone修理の方法
「修理に出したい」
こういった場合、修理方法を以下の2つから選べる。
- 持ち込み修理
- 配送修理
持ち込み修理の場合はApple 正規サービスプロバイダへiPhoneを持っていくことになるのだが、僕らのアパートから正規サービスプロバイダまで1時間30分以上の移動時間を要する。妊娠中の妻は長時間の外出は出来ないので却下。
配送修理の場合、Apple指定の配送業者が自宅までiPhoneを取りに来てくれる。デメリットは修理を終え、手元に返送されるまで数日間かかること。妻はiPhone11、1台しか持っていないし、修理中に陣痛等、急な対応が必要になったら困る。ということで却下。
そんなときに非常に便利なのが、エクスプレス交換サービスである。
エクスプレス交換サービスだと端末ごと交換してくれる。
故障したiPhoneを自宅玄関先で配送業者へ引き渡すのだが、その際に新しいiPhoneを受け取ることになるので、「手元に端末がなくて困る!!」という事態が発生しないのだ。
エクスプレス交換サービス利用の流れ
WEBで簡単予約!!という訳にはいかないようだ。
電話かチャットで問い合わせ
まずはチャットか電話で問い合わせる必要がある。
僕らはチャットを選択。iPhoneがどんな状況なのか、どこの修理をしたいのかを簡単に確認される。
「修理サービスのご依頼についての確認」のメールが届く
チャット担当者に教えてもらったのだが、Apple側で手続きしてもらった場合、修理IDが「D」から始まるらしい。自分たちで手続きした際の修理IDは「A」から始まるらしい。
エクスプレス交換サービスはApple側のみで手続き可能なので、修理IDが「D」から始まっているか確認が必要だ。
クレジットカード番号を入力
Appleから届いた「修理サービスのご依頼についての確認」という件名のメールをスクロールすると、クレジットカード番号を入力する画面が出てくるので、そちらで必要事項を記入。
「Appleにお問い合わせいただき、ありがとうございます」メールが届く
上記のような支払い完了メールが届く。
「修理のお申し込み完了のお知らせ」メールが届く
数分後に「修理のお申し込み完了のお知らせ」というメールを受信。
こちらのメールに修理に出す前に準備することなどが記載されている。
「交換品の発送についてのお知らせ」メールが届く
申し込み翌日には配送業者へiPhoneを引き渡すことになった。
iPhoneのデータをパソコンへバックアップ
今の時代は便利なもので、手元に旧iPhoneと新iPhoneが2台あれば画面をかざすだけでデータを引き継げる「クイックスタート」という機能がある。
僕も「それを使えば良いか」と悠長に考えていたのだが、エクスプレス交換サービスの場合、配送業者から玄関先で新iPhoneを受け取るのと同時に旧iPhoneを引き渡さないといけないらしい。「クイックスタート」を行っている時間がない。
ネットでは受け取りから数日後に旧iPhoneを取りに来てもらったという人を見かけたが、そうでなかったときが怖い。
僕らはMacBookでバックアップを行うことにした。
さすがはApple製品。互換性抜群でバックアップはケーブルでつなぐだけでほとんど手間要らずだった。
電子マネーの残高は使い切っておく
Suicaなどの残額は端末を引き継いだときになくなってしまう。
モバイルSuicaにいくらか残っていたので、セブンイレブンで買い物をし、ほとんど残っていない状態にした。
iPhoneを初期化する
購入したときの状態に戻す。
データ量が多かったのもあると思うが、僕らはMacBookで行ったので2時間くらいかかってしまった。
物理SIMを抜いておく
保護ケース、保護フィルム、その他アクセサリも外しておこう。
eSIMの場合はそのままで良いようだ。
新iPhoneが配送される
やはり旧iPhoneは玄関先で同時引き渡しだった。
バックアップしたデータを新iPhoneへ復元
2時間くらいかかった。
物理SIMを差し込む
データを復元してから行ったが、差し込むだけで特に設定は不要だった。
eSIMは1端末に対してのみ有効なので、iPhoneが変わるとアクティベーションコードを再発行して、端末にプロファイルをインストールする必要があった。IIJmioだったので、再発行手続きに330円かかった。
「製品をお送りいただき、ありがとうございました」メールが届く
修理完了メールだ。
エクスプレス交換サービスの全工程が終了となる。
エクスプレス交換サービスを利用した感想
チャットは担当者によって対応が違う
エクスプレス交換サービスを利用するのに、2回ほどチャットで問い合わせをしたのだが、その都度担当者は変わった。
なぜ2回も問い合わせをしたかというと、エクスプレス交換サービスの利用は初めてだったので、間違えて通常の配送修理を申し込んでしまっていたからだ。
1回目のチャットでもエクスプレス交換サービスを申し込んでいただけたのだが、チャットの最後に私から「先ほど私の方でも通常の配送修理も申し込んでしまったのですが、そちらは何かキャンセルなどした方が良いでしょうか」と確認をしたところ、以下の回答だった。
チャット担当者「キャンセルはこちらで行うことが可能です。しかし、申し込みが重複してしまった場合、エクスプレス交換サービスと配送修理サービスの両方をキャンセルする必要があります。配送修理サービスのキャンセルについては数日時間がかかるので、キャンセル完了メールが届き次第、再度お問い合わせください」
キャンセルに時間がかかるのかぁ。少々面倒。
年末だったし、年明けになるかもしれない。結構時間がかかりそう。
ということで、ダメ元でキャンセル完了メールが届く前に新規チャットを開始。
てっきり、「既にお客様が配送修理サービスを申し込まれておりますので、キャンセル出来次第お問い合わせをお願いします」的なことを言われるのかと思ったら、難なく手続き完了。
翌日には新iPhoneを受け取り、旧iPhone引き渡し。
ん??どういうこと?
あのまま素直にキャンセル完了メールを待っていたら、今日も旧iPhoneを使っていたかもしれないってことだよな。
行動してみるもんだな、というか、Appleほどの企業でもこういったことがあるのかと勉強になった。
やはりクイックスタートは使えなかった
クイックスタートが使えないのは結構きつい。
今まではこの方法でしか、データを引き継いだことがなかったので、バックアップの方法を調べるのに少々時間がかかった。幸い、Apple製品同士だったのでかなり楽だったが、他社製品だったら結構時間かかるだろうなぁ。
受け取ったiPhoneはおそらく中古だがかなりの美品
とても美しい状態だが、明らかに新品のiPhoneの梱包ではない。
下取りサービスのiPhoneとかなんだろうな。
請求額に驚き
Appleケアに加入している人ならどの端末だったとしてもiPhoneなら12,900円で交換可能。
そのはずなのだが、申し込み完了メールに添付されている請求書の金額額が65,553円になっている。
どうやら、旧iPhoneがちゃんと返送されなかった場合の保証としてクレジットカードの枠が仮押さえされるらしい。無事にApple側に旧端末が届けばちゃんと12,900円しか引かれない。
年末にもかかわらず、圧倒的なスピード感
年末の申し込みだったのに、申し込みから24時間立たずに手元に新iPhoneが届いた。
これには感動した。
あれから10日以上経過したが、特に不具合は発生していない。
迅速な対応に感謝したい。