「人の目が気になって仕方ない」、「人の目を気にしてしまう自分が嫌」ということありませんか。
自分でも気にしたくはないけど、無意識に気にしてしまうんですよね。気にしているときって本当に苦しいです。
ただ、どんなに人の目を気にしたとしても良いことは1つもありません。
この記事は学校や職場などでどうしても人の目を気にしてしまう人に向けて、人の目を気にしてもデメリットしかない理由をお伝えし、少しでも楽になってもらいたくて書いています。
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人の目を気にしてしまう理由
まず人の目を気にしてしまう理由について説明します。
周りと一緒であることが良いことという価値観がある
日本で生まれ育ち、学校に通った人であれば人の目を気にしてしまうのは同然のことです。
なぜなら、日本で生活をしている限り「周りの人と同じことが良いこと」という価値観が植え付けられるからです。
中学校に入学するとほとんどの学校ではみんな同じ制服を着用しますよね。
少しでも着崩していたり、少しでも髪の色が違うと怒られた経験ありませんか。
このように周りと少しでも違うと怒られてしまうんです。
良い悪いと言うつもりはありません。
ただ、生まれた家庭環境が違うのに同じ基準で採点され、評価されます。
つまり、僕たちは周囲との比較のなかで自分が評価されるという経験を何十回と経験してきているのです。
周囲から大きく浮いている場合は省かれるということを経験しながら。これでは無意識に人の目を気にしてしまうのは当然です。
1人になるのが怖い
周囲から浮いて怖いこと。
1人になることですね。学校や会社に就職したりすると集団生活になりますから、孤立してしまうと必要な情報や協力が得られにくくなります。
このことを理解しているからこそ1人になるのが怖いんです。だから浮かないようにします。
「あの人に悪く思われていないかな?」と怯えながら。
人の目を気にするデメリット
成長が妨げられる
人の目ばかり気にしていると自分が思い切った行動ができなくなります。
成長は行動を積み重ねることによって得られますので、行動できないということは成長する機会を失っていることになります。
たとえば、自分が地元の高校に入学したとします。
その高校はあまり勉強が得意な人はおらず、卒業をしたらほとんどの生徒が就職します。
ただ、あなたは高校生活の途中で医者になりたいと思った。
医者になるには勉強をして医学部に入らなくてはいけませんね。
おそらく周囲からは「お前正気かよ」、「やめとけ」と言われることもあるでしょう。これで人の目を気にして「そうだよね、俺なんかが」って勉強することをやめてしまったら医者にはなれません。
でも、「勝手に言ってろ」って人の目を気にせず行動できれば医学部に入れるかもしれませんし、仮に入れなくても勉強する過程で得られた経験は必ずなにかの役に立つはずです。
行動ができないとせっかく得られたはずの機会を失ってしまいます。
相手に媚びた行動をしてしまう
自分が周囲から評価されたくて行動したとします。
大抵の場合、人の評価を一生懸命気にしたとしても気にしなかったとしても何にも変わらないんです。
自分はこんなに気にして苦しんでいるのに、相手からすれば自分の内面なんてわからないですから。
だったら気にするだけ無駄だと思いませんか。
自分には価値がないと思い込んでしまう
人から褒められて有頂天になることもあります。
人から悪口を言われてひどく落ち込むこともあります。
どんなことを思われたり、言われたとしてもあなたの価値はなんも変わりません。
ある人が「君は天才だ」と言ってくれたとします。急にあなたは天才になりますか?
ある人からは「君は本当に仕事ができないやつだ」と言われたとします。急に仕事ができなくなりますか?
なりません。
もしあなたの価値が変わってしまうとしたら、「あなた自身が私は〇〇な人」だと思ったときです。
自分が自分のことをどう思っているかで変わるんです。
自己評価をする上で影響を受けやすいのが、人から言われた言葉です。
人から言われたことを「そうだ」と思い込んでしまうんです。
人から言われたことは気にしなくていいです。
人の気持ちはそのときによって違う
人の評価って結構気まぐれです。
自分がどんな環境に置かれているかでコロッと変わります。
たとえば、「公務員の給料は高すぎる!!俺たちの税金なんだからもっと安くしろ!!」って言っている人がいたとします。
こういう人は自分が公務員試験に合格して、公務員になったとたん「公務員の給料は安すぎる!もっと上げろ」なんて言ったりします。
だから人の評価を気にして動くだけ無駄なんです。
あのイチローだって子どもの頃にプロ野球選手になりたいって言ったら笑われたそうです。
でもいざプロになったら何にも言われなくなったんです。
結局人の心は夏の天気みたいに変わりやすいもんなんですよ。
人から評価されてもいざというときには助けてくれない
自分のことを助けてあげられるのは自分だけです。
どんなに人から評価されていたとしてもいざというときに、自分のことを一番親身になって考えて、改善するために行動するのは自分なんです。
他人は助けてくれません。
あんなに時間をかけて評価されてようとしたのにですよ。
周囲から浮いていようが、浮いていまいが、自分を救えるのは自分だけです。
それなら1人でいたって変わらないじゃないですか。
どうしても伝えたいこと
組織を離れたらもう会わない
どう思われているかなって苦しんだとしても、学校を卒業したら、会社をやめたら、多分もうその人とは会いませんよ。
僕は今社会人2年目ですが、中学校の友達、高校の友達とは仲の良い数名以外とは卒業以来会っていません。
どこで何をしているのかすら知りません。そんなもんです。
結局こんな状態になるんだったらどう評価されようと同じです。
自分の気持ちがわからない
人の評価ばかり気にしていると自分の本当の気持ちに気がつかなくなってしまいます。
本音に鈍感になるというか、麻痺するというか。喜怒哀楽が少なくなります。
自分の気持ちに鈍感になると冷たい人になってしまうんですよね。自分の気持ちに鈍感になると人に気持ちにも鈍感になる感覚です。
だからたまには自分の本音に意識を向けてみてください。
笑われたっていいじゃないですか
この前知ったんですが、2:6:2の法則があるらしいんですよ。
2割の人は自分に好意的、6割は自分のことに関心がない、2割は自分のことを嫌っているみたいに考えるようです。
人に笑われたとしても多分自分に関心のない6割の人か、嫌っている2割の人。
それでも好意的な人が2割のいます。
だったらどんどんチャレンジをして笑われてみませんか?
自分が相手をどう思っているかが一番大事
自分が相手にどう思われているかよりも、自分が相手のことをどう思っているかの方が大事です。
人から悪口を言われているんじゃないか、人から笑われているんじゃないかって思っている人は、意外と本心では相手のことを悪く思っていたりします。
自分もそう思うんだから、きっと相手もこう思っているに違いないみたいに。
だからまずは自分が相手をどう思っているかに注目してみると良いかもしれません。
まとめ
人の目を気にするのは本当にデメリットばかりです。
まあ人の評価ポイントってバラバラですし。
ある人からあなたはもう少し真面目になりなさいって言われて直しても、またある人からはあいつはつまらなくなったって言われるみたいに。
だから人の目なんて気にしなくて良いんですよ。
どうしても気にしてしまう人はこれを意識してみてください。
- 人からどう思われようとあなたの価値はなんも変わらない
- 人の気持ちは気まぐれ
- いざというときに自分を助けられるのは自分だけ
気楽にいきましょう。
それでは、また。