幸せは資産額の多さじゃなくて周囲との比較で決まる。

今では幸福度ランキングで先進国のなかでも順位が低い日本。

かつては日本を訪れた外国人が口をそろえて「日本が世界で一番幸せな国だ」と発言していた時代があったんです。

その時代は江戸時代です。

鎖国していた日本に開国を求め降り立った外国人はみな「こんなに満たされた国があったのか!」「まさに楽園じゃないか」という印象を持ったそうです。

こちらの書籍に当時の日本を訪れた外国人の数々の証言が記録されています。

なんか意外ですよね。今ではこんなにストレス社会と言われている日本なのにかつては世界一幸せな国だったなんて。

今回は当時の日本を記録した数々の証言とと共に、なぜ当時の日本人が満たされていたのか、今の私たちに取り入れられるものはないか考えていこうと思います。

お金がなくても幸せな時代が日本にもあった

日本の地を初めて踏んだ欧米人はオールコックというイギリス人です。

ラザフォード・オールコック

イギリス・ロンドンで医師や外交官として活躍していました。

彼はときに辛辣な日本批判することもあったそう。そのオールコックでさえ、以下のように証言しています。

日本人は色々な欠点を持っているとはいえ、幸福で気さくな、不満のない国民のように思われる。

逝きし世の面影 P.74

オールコックのような印象を持った外国人は1人ではなかったよう。以下にまとめておきます。

誰もが、いかなる人々がそうありうるよりも、幸せで煩いから解放されているように見えた。

ペリー 

健康と満足は男女と子どもの顔に描いてある。

ティリー

どう見ても彼らは健康で幸福な民族であり、外国人などいなくてもよいのかもしれない。

オイレンブルク使節団 遠征報告書の一部

誰の顔にも陽気な性格の特徴である幸福感、満足感、そして機嫌の良さがありありと現れていて、その場所の雰囲気にぴったりと融け合う。彼らは何か目新しく素敵な眺めに出会うか、森や野原で物珍しいものを見つけてじっと感心して眺めている時以外は、絶えず喋り続け、笑いこけている。

ヘンリー・S・ハーパー 1886年の『タイムズ紙』にて

このような証言がまだまだいくつもありました。

ただ、こう思っちゃいますよね。

「外国人なんて珍しかったからみんな笑顔で丁寧に接していただけなんじゃないの?実際はずっと陽気でいたわけじゃないでしょ?」

当時日本を訪れていた外国人は今のように興味本位で旅行来たという人はおらず、国からの任命を受けて訪れていたり、旅行者でも鋭い知性を持ち合わせていた人がほとんどだったようです。

当時は今のように飛行機がありませんので、そもそも一般人が気軽に来れませんよね。

みんなお金や物がない。だから幸せ。

当時の日本を訪れた外国人の証言をまとめるとこんな感じです。

  • 幸福感に満たされている
  • 上機嫌、陽気
  • 親切、丁寧、純朴、礼儀正しい
  • 健康である
  • 皆、貧困であるが清潔な身なりをしている
  • あまり欲がなく生活がシンプル
  • 子供っぽい

格差のない少ない時代だった

当時の日本はあまり格差がないんです。

みんな貧困ですし、農業をしている。同じような服を着ているし、質素な食事をしている。

上流階級の人の生活と農民の生活もそんなに大きな差がなかった。

そもそも上流階級の生活を知る手段もほとんどなかった。

つまり隣近所もみんな同じような生活をしたのでお金や物がなくても幸せだったということなんじゃないかなって思います。

当時は海外のブランド物もない。お腹いっぱいになって、健康でいれたらそれでいい。服だって健康でいるために清潔なものを着るくらい。

こんなシンプルな生活だったんじゃないかなって思うんです。

物欲まみれの時代を豊かに生きるコツ

私が江戸時代の生活から感じたこと。

よく聞く「お金は幸せじゃない」というのは本当だということ。ただ、自分の周囲がお金や物がない状態ならという条件付きで。

江戸時代は今より格差が少なかったと思うので、お金や物がなくても幸せいられたと思います。

今の日本は結構格差があります。

物やサービスにあふている時代ですし、SNSで人と自分比較する機会も増えました。

今の時代は以下の条件が揃っています。

  • 格差が大きくなってきた
  • 他人と比較する機会が多い
  • 高年収、高学歴が良いとされる風潮

幸福感を感じにくいのも納得です。

人と比較しないなんて無理

普通に生きていたら人と比較しないなんて無理な話です。

比較のなかで育ってきたので仕方ありません。

大事なのは自分のなかの幸せの基準を下げることかもしれません。

幸福感を持つためには生活をシンプルにすることが大切な気がします。

よく寝れて、お腹がいっぱいになって、清潔な服が身につけられて、健康でいれたらそれで良いじゃないかということです。

今の時代を生きていると幸せの基準が高くて複雑なものになりがちです。

よくある幸せの条件です。

  • 年収は1000万円以上
  • 結婚して家族4人
  • 子どもは有名私立
  • 都内にマンション、一戸建て
  • 高級車所持
  • 年に1〜2回は海外旅行

みたいな。幸せの条件が複雑なので、シンプルに。

  • 安心して寝れる住まい
  • お腹いっぱいになれる食料
  • 清潔な服
  • 健康な体

かなりシンプルになりました。これが幸せの条件ならかなり多くの人が当てはまりそうな気がします。

まとめ

どうやら幸せはお金じゃないというのは本当みたいです。

ただ、それは周囲もお金や物がなければという条件付きです。

今は格差も大きいですし、物やサービスにもあふれ、他人と比較する機会も増えました。

なので普通に生活していると幸福感を感じにくい時代と言えそうです。

そんな時代を幸せに生きるには幸せの基準を下げシンプルに生活することが必要だと感じました。

極論を言えば、食べれて、寝れて、服があって、健康なら幸せということになります。。

隣近所が気軽に海外旅行や贅沢ができる時代でこう考えるのはなかなか難しいかもしれませんが。

少なくとも周囲と比較して幸せでありたいと思うなら、多くのお金や物、サービスが必要になるので生きるハードルが上がります。

年収300万円でも幸せに暮らせる理由

 

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