結婚するときに必要な手続きって意外と多いですよね。遠距離恋愛から結婚をするにあたりどんな手続きが必要ななんだろうと調べてみたら、多さに圧倒されました。
結婚前後で必要な手続きについて調べたものをまとめてみました。
結婚するときに必要な手続き、苗字が変わったことで必要な手続き、引っ越しで必要な手続きの3つに分けて記載しています。
結婚するときに必要な手続き
婚姻届
本籍地または所在地の役所へ提出する書類で24時間受け付けてもらえます。
時間外に提出する場合、書類に不備があったときは翌日に連絡が来受理日がずれる可能性もあるので注意が必要です。(出張所は時間外は不可の場合も)
- 戸籍謄本(本籍地へ提出する場合は不要)
- 印鑑(訂正箇所に使うため)
- 本人確認書類(運転免許証やパスポート)
結婚届
会社で行う手続きです。婚姻届を提出するタイミングに合わせて行いましょう。
併せて住所変更届や給与振り込み口座の変更、名刺の変更も行いたいですね。準備するものは会社によって異なるので、詳細は勤務先に確認しましょう。
休暇届・退職願
会社で行う手続きです。
休暇を取りたい、もしくは結婚を気に退職を考えている場合は休暇を取りたい日または退職の3か月程前に会社の担当部署に提出をします。
必要書類は会社ごとで異なるので、勤務先に確認しましょう。
苗字が変わったことで必要な手続き
銀行・クレジットカード
新しい住民票が手に入ったら、なるべく早く手続きしましょう。
手続きは銀行窓口です。ネット銀行の場合はネットでも可能。取引店以外でも問題ありませんが、通帳やクレジットカード発行に日数がかかる場合もあります。
なお、住所変更だけなら、インターネットや郵送でも行えます。
- 預金通帳
- キャッシュカード
- 新姓・旧姓の届け出印
- 本人確認書類(運転免許証など旧氏名と新氏名の両方が確認できるもの)
保険関連
婚姻届や転入届を提出し、入籍後に新しい住民票が手に入ったら、なるべく早く手続きしましょう。
加入している保険会社に連絡し、手続きを行います。手続き方法は保険会社によって異なるので、確認を。
- 保険証券
- 本人確認書類
- 新姓、旧姓の届出印
パスポート
婚姻届や転入届を提出し、入籍後に新しい戸籍謄(抄)本が手に入ったら、なるべく早く手続きしましょう。
住民登録をしている都道府県の旅券窓口で、記載事項変更申請を行う。
- 一般旅券発給申請書(窓口にある)
- 有効中のパスポート
- 戸籍謄(抄)本
- 顔写真(45mm×35mm)1枚
- 手数料(6000円)
運転免許証
婚姻届や転入届を提出し、入籍後に新しい住民票が手に入ったら、なるべく早く、運転免許試験場や警察署で手続きします。
- 運転免許証
- 運転免許証記載事項変更届(窓口にある)
- 住民票の写し
※ 本籍を変更する場合は本籍地入りの住民票を手配
携帯電話
婚姻届を提出し、入籍後に新しい住民票が手に入ったらなるべく早く、携帯電話会社のショップで手続きを行います。
住所変更は引っ越しの1週間くらい前に、携帯電話会社のショップあるいはインターネットで手続き可能です。
- 本人確認書類
- 使用中の携帯電話
- IDやパスワード
引っ越しで必要な手続き
転出届
現住所の役所で、引っ越しの14日前から受け付けてくれます。
この際に転出証明書が発行されます。これは転入届を提出する際に必要なので、なくさないようにしましょう。
なお、同市区町村内での引っ越しなら、転出届は提出しなくて良いです。ちなみに、転出届は郵送での提出もOK。
- 本人確認書類
- 印鑑
転入届
引っ越しから14日以内に新住所地の役所に届け出る書類。なお、同日に婚姻届を提出する際は、先に婚姻届を提出してから、転入届を提出する。
その際に、婚姻届を提出した旨を伝えると、新しい氏名での住民票を発行してくれる(発行までの期間は役所によって異なるので確認を)。
- 転出証明書
- 本人確認書類
- 印鑑
マイナンバーカード・通知カード
婚姻届を提出した後、すぐに新しい住民票の写しが手に入れば、その日のうちの手続きも可能です。
市区町村の窓口に届け出て、追記欄に裏書きをしてもらいましょう。
入籍後にマイナンバーカードを申請する場合は、通知カードに裏書をしてもらい、申請手続きを行います。
- マイナンバーカード
※通知カードでも可。
国民健康保険・国民年金の氏名変更届
婚姻届を提出した後、すぐに新しい住民票の写しが手に入れば、その日のうちの手続きも可能です。手続きは役所のそれぞれの窓口へ。
会社勤めの方は不要。自営業、フリーランスの方が必要な手続きです。
- 被保険証
- 年金手帳
- 印鑑
公共料金
引っ越しの1週間くらい前までに契約している電力会社、管轄の水道局、ガス会社に電話やインターネットから連絡します。
お客様番号と住所を伝える必要があるので、お客様番号は検針票や領収書なとで調べておきましょう。
なお、ガスの開栓には立ち会いが必要なので、都合の良い日時を指定する。
インターネット回線
引っ越しが決まったら、契約しているインターネット会社のHPを見て手続きの方法を調べ、早めに手続きを行いましょう。
固定電話
引っ越しの約1カ月前に電話会社に電話やネットで連絡し、引っ越しの手続きを行いましょう。
旧住所地でも新住所地でも工事が必要となるので、早めに工事の日程を予約するのが良いです。
郵便物の転送
郵便物は転居届を出しておくと、旧住所あての郵便物等を新住所に転送してくれます。
転送期間はおよそ1年間。転送開始希望日の約1週間前までに郵便局の窓口またはインターネット、郵送で手続きを。
- 本人確認書類
- 旧住所が確認できるもの
印鑑登録の廃止・印鑑登録届の提出
転出届を提出するのと同時に旧住所を管轄する役所で、印鑑登録廃止届を提出します。
印鑑登録とは車や不動産・マンションなどを売買する際に第三者によって本人であることを証明してもらうための手続きです。
印鑑登録届は転入届の手続きと同時に、新居の住所を管轄する役所にて印鑑登録を行うことで完了です。
その他
国家試験免許の名前変更手続き(例:看護師)
入籍後に姓が変わったときは、30日以内に看護師免許証の名前も変更しなければなりませんので、以下の3ステップで行いましょう。
- 申請書(窓口にある)
- 看護師免許証(原本)
- 戸籍謄本または戸籍抄本(入籍後)
- 印鑑
- 収入印紙(1000〜5000円程度)
- 63円切手(登録済証明書の発行を希望する場合)
※申請書はネットでダウンロードも可。
最後に
結婚に伴う手続き・届け出はそもそも多いですし、煩雑です。事前にどうやったら順序よく効率的に進められるかを考えておかないと、二度手間になりそうです。
状況は人それぞれですので、どんな順番で進めたら最も効率がいいかをふたりで整理、協力して抜けがないように進めたいものですね。