映画『老後の資金がありません』を見て、2000万円問題について考えよう

ゴールデンウィークに見た『老後の資金がありません』という映画が非常に面白かった。

主人公は天海祐希が演じる主婦・後藤篤子。夫、フリーターの長女、大学4年生の長男の4人暮らし。横浜市在住で、持ち家あり。夫が正社員、篤子がパートで家計を支えていた。貯金は700万円という、とてもリアルな設定がまず面白い。

「貯金が700万円なんて家庭、あるのかしら」。篤子は焦りながらも、コツコツと貯金を頑張ろうと思っていた矢先に次々とお金のかかるイベントが起こる。

  • 義父の葬儀費用(約400万円)
  • 娘の結婚費用
  • 夫の会社が倒産
  • 篤子のパートが契約終了

200万円台まで減った貯金残高は、紆余曲折を経て、最終的に残高1,400万円になるのだが、その過程が非常に勉強になる。久々に面白い映画に出会えた気がする。

映画のなかで出会った名言。

牡丹餅、3つは食ねぇな。

これは生前に老舗和菓子店を営んでいた義父の口癖。

どんなに好物でも、美味しく食べれるのは2つまで。それ以上はお腹もいっぱいで美味しいと感じられない。どんなに好きなことでもほどほどが一番だという人生の教訓である。

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