仕事の話ならスムーズに会話できるし苦痛じゃないんだけど、仕事以外の会話をするのが苦手なのってものすごく共感できるんです。
特に休憩時間はなるべく1人で過ごしたいなとか思ってしまいますよね。
仕事以外の会話が苦手なのは人間性に問題があるからじゃない
もちろん雑談が重要なのは承知しています。学校でも職場でも、人間関係のほとんどは雑談で構成されているなっていうのは実感していますし。
それでも精神的苦痛の方が上回ってしまうんですよね。これって性格に難ありとか、人間性に問題があるとかそういうことじゃないんと思います。
相手に迷惑をかけようと思って1人でいるわけじゃないですし、自然に湧き出てくる感情なんですから仕方ありません。
熱いものを触ったときに「熱っ!!」って咄嗟に手を離すみたいに職場で雑談が始まったときに自然と「うわっ、きた」と感情が動いてしまう。
けれども、雑談ができた方がなんとなく人生楽しそうで羨ましいなというのちょっぴりある。雑談が得意じゃないけど、苦じゃないレベルになれば人間関係が楽になるんじゃないかと思っている今日この頃です。
「職場で仕事以外の会話が続かない」「沈黙が怖い」という悩みの解決方法仕事以外の会話が苦手はテクニックで対処してしまおう。
思ったんですが、雑談ってテクニックでなんとかなりませんかね。例えば車の運転も最初は怖くて避けてましたけど教習所の教官に横についてもらって次第に上手くなります。今では首都高だって運転できます。
そんな感じで雑談だってテクニックでなんとかならないのかなと思って、ブックオフで雑談に関する本を探していたら気になる本を発見。
雑談に関する本ってたくさん出版されていますが、主にはビジネスに繋げるための本と日常で使うための雑談の2種類がありますけど、今回読んだのは後者。
日常生活でも実践できそうな内容もあったので、備忘録的な意味も込めてまとめておきますね。
仕事以外の会話はまず10秒。雑談はシンプルで良い。
私が『超雑談力』を読んで一番印象に残ったのが、雑談は10秒間を目指そうというシンプルさ。実にシンプルで良いですよね。これなら取り入れやすそう。
雑談が好きではないのって面倒くさいし、怖いからなんですよね。良くも悪くも「これ言ったら相手を傷つけないかな?」とか「どう思われるんだろう?」というのを考えすぎて消耗してしまうから面倒くさい。そして相手から嫌われるのではないかという恐怖。
これらの経験を長年積み重ねることで「雑談って苦手だわ」となるんだと思うのです。なのでまずは10秒話してみるという方針はシンプルですし、ゴールが決まっているという点で会話のハードルが低くて良いと思いました。
雑談のベストタイムは30秒で最小タイムは10秒
意外と短くないですか?1分〜2分くらい話すのが雑談という思い込みがあったので。1分も話すっていうよりも30秒と考える方が気軽で良いですね。
ちなみに田舎だと信号が赤から青に変わるまで20秒〜30秒くらいなので、信号の待ち時間と考えても良いかもしれません。
雑談の基本は10秒
日常会話は10秒で成り立っているみたいですよ。例として以下のシーンが載っています。
住人「おはようございます。そういえば誰か引っ越したんですか?」
管理人「3階の〇〇さんがね」
住人「へぇ、寂しくなりますね」
管理人「そうですね」
これで10秒くらい。意外と短く感じませんか?1つ質問して相手が回答する。2人で1ラリーするだけで10秒経っちゃうんです。
ひと言、ふた言交わすだけで気分はほぐれる
あんなに短い会話で「何にも中身のあること話せてないじゃん」と思ったんですけど、雑談ってそれで良いみたいなんです。
確かに短いんですけど、さっと目をそらして立ち去るのとちょっと言葉を交わす自分の心の状態と相手の印象は全然違いますね。
話す内容はあまり重要ではなく、黙っていることで自分や相手が感じているであろうなんとなくの「気まずさ」や「居心地の悪さ」を解消することが目的のようです。だから10秒で良いんです。
10秒なんてあっという間は誤解である。
10秒は、雑談にとって絶妙の長さなのです。
意識するだけで、この10秒は価値ある時間に変わっていくのです。
『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』
雑談の基本型と基本ルール
- 中身がないことに意味に意味がある
- 結論はいらない
- サクッと切り上げる
この3つさえ守れば雑談の基本はシンプルで声をかける、話す、別れるの3ステップです。この流れをさくっとできる人がコミュニケーション力が高い人だそうです。
A「こんにちは」 → 声をかける
B「こんにちは」
A「今日も暑いですね」 → 話す
B「しかも、午後は雨らしいですよ」
A「念のため、傘を持ってきたんですよ」
B「それなら大丈夫ですね」
A「ではまた」 → 別れる
こんな感じです。たった10秒の会話でも緊張がほぐれれば目的達成です。
まとめ まずは10秒間の会話から
仕事の話ならスムーズに会話できるし苦痛じゃないんだけど、仕事以外の会話をするのが苦手なのって、ものすごく共感できます。
性格に難ありとか人間性に問題があるということではなく、ただ人によって好き嫌いがある、得意不得意があるというだけの話です。
雑談の目的は沈黙することでなんとなく感じている「気まずさ」や「空気の重たさ」を解消することなので、テクニックでなんとかなるはず。
まずは調子の良いときに少し勇気を出して話しかけてみる。そしてもう少しチャレンジをして一言加えてみる。こうした積み重ねが重要そうですね。