結局、機嫌良く生きている人が最強。

働き始めてからようやく気がついたんだけどさ、世の中って全く平等じゃないよね。

学生時代は気がつかなかったんだけど、何もかもが平等じゃない。

人生の土台が産まれた瞬間から全く違う

学生時代に成績が学年でトップだった人は両親が教師、医師、弁護士だったり。スポーツ万能だった人は親が元スポーツマンだったり。

なんかいつも満足そうで幸せそうなオーラの人は家が裕福だったり。欲しいものは全て手に入り、やりたいことは全て経験できる。

そりゃ、幸せそうだよな。

そんなこと、学生のときは全く気が付かない。

「あいつに追いつきたくて、一生懸命やっているのになんで?」

「あいつと同じやり方を真似して努力しているのになんで?」

やってもやっても追いつくどころか、どんどん差は開く。焦るし、自分を責めるし。けど、大人になったら分かる。

そりゃ人生の土台が全く違うんだから仕方ないでしょと思える。

「あんたは、ようやってる」。そう言ってあげたい。

家庭で受ける最高レベルの指導

成績学年トップのあの人は医学部を卒業した両親の元に産まれ、勉強の基礎を「家で」教わっている。

スポーツ万能なあの人は実業団でプレーしたお父さんから動きの基礎を「家で」教わっている。

比べるのがおかしいんだけど、そんなこと知らないから自分の能力不足を責めるわけ。

まぁ、知りたくもないというか、認めたくないと当の本人は思っているんだけどね。

やっぱり努力<遺伝らしいよ

これは僕の主観ではなく、慶應義塾大学の安藤寿康教授がおっしゃっていること。

面白いから良ければ見てね!

安藤教授は元々人の能力が開花するかは「環境要因」が大きいという考え方を持っていた。

しかし、研究を進めていくなかで人の能力は「遺伝的要因」がかなり大きいことに気がついたんだって。

あいつ、学生時代は〇〇だったのに・・・

よくさ、「あいつ、学生時代は全然勉強できなかったのに、大人になって出世したよな」という人とかいるよね?

その逆もあるけど。

安藤教授の主張はまさにそんな感じで、年齢が若いほど環境的要因に影響が大きくて、大人になるにつれて遺伝的要因の影響が大きくなるんだって。

だから子ども時代に一生懸命詰め込んで、トップ層に位置していたとしても、大人になって追い抜かれるということも全然あるし、追い抜かすこともある。

努力とやる気じゃどうにもならないこと

僕は今、病院の相談員として勤務しているんだけど、病院なんてのは「学歴の王」みたいな人がたくさんいるところ。

僕が担当している病棟だと、灘中・高校を出て、東京大学医学部を卒業、その後心臓外科医になったという先生がいるんだよね。

もうね、あんまりこんな言い方したくないけど、圧倒的勝ち組オーラがすごいの。

立ち振る舞いは堂々としているし、穏やかだし、聡明だし、長身だし。

平和が続くと格差が開く

一方で、僕らが相談員として接する子どもたち。

産まれた瞬間から借金のある家庭だったり、お母さんがお父さんのDVの相談をしていたりする。

なんだろうね、これ。

なんかの本に書いてあったんだけど、平和は良いことだけど、平和が続くと格差は確実に開くらしい。

よく学校では「あの子を見習って」とか「あの人に追いつくためには寝る間を惜しんでやらなきゃ」とか言われたものだけど、果たして努力とか、やる気の問題なんだろうか。

どうやったって追いつかないじゃんね。

人生の土台が産まれた瞬間から違いすぎる。どうすりゃ良いのよ。

トップ層にいても、上にはさらに上がいる

けどね、僕は思う。「そんなに焦んなくて良いんじゃない?」って。

だって上を目指そうと思ったらキリがないもん。無限に劣等感を抱かないといけない。劣等感を抱いて人生終わっちゃう。

僕の勤務先の先生だって、日本で暮らしている分には「灘高校出ているんですか!」「東京大学医学部出身なんですか!」って一目おかれるかもしれない。

「井の中の蛙」でいるか、ハーバード大学を目指すか

けど、そういう優秀な方々は日本だけに活躍の場を留めようとしないと思うから、海外へ羽ばたくはず。世界で戦おうとすると東京大学は39番目の大学(2023年時点)ということになる。ちなみに1位はハーバード大学。

十分優秀なのに、世界1位の大学と比べちゃうと思うんだよね。いや、優秀な人だからこそ、上を見るんだと思う。

だから他と比較をして常に1番でなければ満足しないのなら、「井の中の蛙」でい続けるか、ハーバード大学を目指すしかない。

仮にハーバード大学に入れたとして、世界1位の人たちは何を考えるのだろう。

世界1位の秀才たちが考えること

世界1位の人たちは他に比べるものがないから、「どうすれば人生をより良く生きれるのか」という考えになるみたい。

でさ、僕この本読んでみたのよ。

詳細は実際に読んでみてほしいんだけど、

結局、「機嫌良く生きよう。機嫌良く生きていれば成果が出る」ということ。

なんじゃそりゃ。ハーバード大学まで行って、一生懸命「幸せに生きるには?」を研究して、出た結果がおばあちゃんが良く言うことみたいじゃん!!

まぁ、世界1位の秀才が血眼になって研究したことだから説得力があるんだけどね。

「成果が出たから機嫌が良い」じゃないのがポイントね。

順番が逆なのよ。「機嫌が良い」から成果が出るなのよ。

要はハーバード大学に行っても競争はあるわけで、不幸だと思う人は不幸なままということ。

世界1位の秀才たちが最後に追い求めるのが「機嫌の良さ」なら、僕のような凡人は初めからそこを目指しちゃえば良いんじゃない?と、いう発想になったわけだ。

けどさ、「機嫌良くいる」というのは簡単そうで、意外と難しくない?

僕なんて割と神経質な方だからすぐに崩されちゃうんだよね。

結局、機嫌良く生きている人が最強

じゃあ、世界1位の秀才たちが作ったこの本にはなんて書いてあるのか。

どうすれば機嫌良く入れると書いてあるのか。

それがこちら。

・人間の脳はポジティブな時に良く働くことを自覚しよう。

・自分の置かれた環境の良い面に着目しよう

・ポジティブを見つけるクセをつけよう。訓練すれば身に付く。

・失敗から立ち上がる経験をしてみよう

・大きな目標より小さな目標を設定しよう。

・すぐ行動できるように生活を工夫しよう。

・たまには友人、同僚、家族と話をしよう。

ほかにも色々書いてあるから、読んでほしいんだけど、つまりは「自分はどんなときに機嫌が良いか、楽しく入れるか」を見つけて、実行していこうということ。多くの人に当てはまりやすいのが先ほどの7つ。

ぜーんぶ思考、頭のなかの話。

これさ、僕らでもできるよね。人生は不平等だけど、僕らから見てたら天才のあの人も上と比べて苦しんでいる。その頂点に君臨している秀才たちが何を目指しているのかといったら「機嫌良くいること」なんだから。

そう。結局、結局、機嫌良く生きている人が最強ってこと。

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