医療ソーシャルワーカーとして働き始めて5年。
少しずつだけど、ようやく周囲の役に立てるようになってきたかも。
看護師長さんから感謝の言葉をいただいた
バレンタインデー。
ありがたいことに毎年担当している病棟のみなさんから義理チョコをいただくのだが、今年は初めて個別で看護師長さんからチョコをいただいた。
「いつも調整ありがとうございます。大変だろうけど、今後もよろしくお願いします」と。
僕は単純だから、こういう言葉をかけていただくとモチベーション上がるんだよな。
しかも5年目にして初。
医療ソーシャルワーカーって、患者さんにもスタッフにも喜ばれることはない「影の仕事」と思っていたけど、段々役に立てるようになってきた感触がある。
自分の仕事を軽蔑すると自分が人から軽蔑される
憧れていた医療ソーシャルワーカー。
大学時代の手帳に「絶対病院で働くソーシャルワーカーになる!」って書いていた。
それが実際に働き始めてみると、臨床は現場では大学の教科書や研修で学んだソーシャルワークと全然違ってて、「こんなのソーシャルワークじゃないじゃん」と思ったりもした。
正直、急性期病院のソーシャルワーカーに病院側が求めているのは円滑に退院先と退院日を決めることだけ。ショックで1〜3年目くらいまでは医療ソーシャルワーカーになったことを何度後悔しただろうか。
結構ね、医療ソーシャルワーカーは同業の福祉職からも「調整屋だ!」って軽蔑されてりもしているのよ。自分でも自分の仕事を軽蔑しそうになったこともあったけど、そういうときって、自分が周囲の人から軽蔑されちゃうんだよね。
けど、今は違う。
ソーシャルワーカーの仕事は誰にでもできるようで、誰にでもできる仕事じゃない。
餅は餅屋。得意分野ができると出勤が苦じゃなくなる
年200組以上、5年間で計1000組以上のご家族とお会いし面談をさせていただいた。
転院をする患者さん・ご家族がどんなことを思っているのか、転院後にどのようなことが予想されるのか。今ではとてもよくイメージできる。
仕事が楽しみってほどじゃないけど、苦じゃない程度には心境が変化してきた。
なんだかそんな感触が周囲に伝わっているのかもしれない。
勘違いかもしれないけど、そんなことを思ったバレンタインだった。
師長さん、ありがとうございます。
ちょっとした声かけや感謝が仕事の仲間を癒す。
僕もそっち側の人間になりたいな。