困った人
こういった疑問に回答します。
- なぜ友達はマウンティングしてくるのか?
- マウンティングしてくる人の特徴
- マウンティングしてくる人への対処法
簡単にいうと、自慢をすることです。自分が山(マウント)の上から相手を見下ろしているかのように立場の優位性をアピールする様子からマウンティングと呼ばれています。
この記事を書いている私も実際にマウンティングをされたことがあります。自分が大切にしているものが貶されたような感じで気分が悪いですよね。
マウンティングされる項目は様々です。
学歴、職業、配偶者について、友達の多さ、寝てない、忙しさ、日々充実している自慢など多岐に渡ります。
ただ、私も実際に学生時代ではありますが、マウンティングをしてしまったことがあります。
学生であっても社会人であってもマウンティングをしてしまうときの感情は同じです。
相手よりも優位な立場でいたいという気持ちが社会人になるとより高貴なものになるなどは起こりません。
子どもと大人ではマウンティングする内容が変化するだけです。
そこで今回はマウンティングをする側、される側の両方を経験した立場から「マウンティングをしてくる人の目的や特徴を理解し、適切に対処できるようにするにはどうしたら良いか」についてまとめてみました。
なぜ友達は自分にマウンティンをしてくるのか?
理由は以下の2つです。
- 安心したいから
- 優越感に浸りたいから
目的①:安心したい
人間は安心感を持っていたい生き物です。それは人間関係でも同じです。
誰でも人より上の立場でいたい、下に見られたくないという気持ちを持っています。
人間関係で安心感を感じるために行う行動の例はは以下の通りです。
- 自分が実力を身につけ立場を確立する。
- 他人を下げ、自分の立場を上げる。
人間関係で上か下かで決めたがる人が安心感を感じる方法は基本的に自分を上げるか、他人を下げるかどちらかです。
お分かりのようにマウンティングは2番目です。
自分が努力をして立場を確立するよりも他人を下げる方が楽です。彼らは手取り早くそして、簡単に安心感を得る方法としてマウンティングを採用しているのです。
目的②:優越感に浸りたい
マウンティングを取る人は他人より優れた立場にいることを実感し、優越感に浸りたいのです。
理由は気持ちが良いから。
例えば次のような場合どちらが良いですか?
物価は同じで、
- 自分だけが年収300万円で周囲が年収100万円の世界
- 自分だけが年収600万円で周囲が年収1000万円の世界
普通に考えると②の年収600万の方がより豊かに生活を送れそうですが、優越感は得られなさそうです。
このように今の自分の自分の実力や能力で優越感を得たい場合は他人を下げるしかないのです。
真面目って言われたくないよね。共感できるあるある5選。
マウンティングをしてくる人の特徴
以下のような特徴があります。
- 自分に自信がある
- 努力家
- 承認欲が強い
特徴①:自分に自信がある
自分の学歴や職歴、資格など何かしらに自信を持っています。
自信を持っているので誰かに見てもらたくて仕方がないのです。見てもらいたくてウズウズしています。
具体的にはこんな感じです。
俺は〇〇で働いているけど、お前は〇〇なんだろ?もっと頑張れよ」
「今度〇〇の試験受けるんだ。私は3年前くらいに取ったんだけど意外と簡単だよね」
「あら、〇〇さんの旦那さんはA社に勤めているのね。私の旦那はS社に勤めていて今後重要な役職を任されて忙しくてほんと大変なのよ」
こんな感じです。
基本的に自分の条件に対する自信を持っています。
特徴②:努力家
彼らはこれまで受験勉強にしろ、就職活動にしろ何かしら頑張ってきたと自覚をしています。
頑張ったと感じているからこそ、みんなにお披露目をして認めて欲しいのです。
なので努力家な人はマウンティングしがちなのかもしれません。
特徴③:承認欲が強い
自分の頑張りを認めて欲しいのです。
自信があって、努力家でと一見完璧な人のように思えますが、誰かに認めてもわらないと落ち着かないのかもしれません。
ただ、承認欲は誰でも持ち合わせています。心理学にもマズローの欲求5段階説という用語があります。
低い次元の欲求を満たすとだんだん高い次元の欲求を満たすようになります。承認欲求は上から2番目の欲求です。
誰でも承認欲はありますが、特に強い人がマウンティングをしやすい傾向にあります。
マウンティングをされたときの対処方法
主にこの2つです。
- 関心を示さない
- マウンティングし返さない
対処法①:関心を示さない
関心を示すとさらにマウンティングされる可能性があるからです。
マウンティングは自分に関心を持ってほしくて行うことが多いです。
なので、自分が関心を示すことなく、薄い反応をしていけば「この人に言っても関心薄いし」と相手もだんだんとフェードアウトしていきます。
対処法②:マウンティングをし返さない
対処法として一番大事なことです。
基本的にマウンティングをしてきた相手にマウンティングを仕返しても何も良いことはありません。自分のエネルギーを使い果たすだけです。
マウンティングに勝っても空虚なだけですし、側から見ても完全に泥仕合です。親しい人も自分の周りから離れていってしまうので、注意が必要です。
まとめ:マウンティングをするのは中途半端な証拠。自分は参戦しない。
僕もマウンティングをしてしまった過去があるので偉そうなことは言えませんが、マウンティングをしているときって、実は本当の意味で自信がないときなんです。
能力が中途半端だから、他人に認めてもらうことで安心感や優越感を得たいという心理の現れなのです。
マウンティングをしてくる相手はコントロールできません。
マウンティングをされたら、自分も参戦するのではなく、「なるほど、そこがあなたの自慢したいところなんだね。
でも本当は自分に自信がないんだね」と遠目で見ることができるようになったら達人級です。
それが難しい場合はせめてマウンティング合戦に参戦しないようにしたいですね。あなた自体の価値を下げてしまう可能性があります。