今後の住む場所をどうしようか。結婚してから半年経つが、未だ答えが出せずにいる。
妻が転職し私の地元に住み続けるのか、お互いの職場から中間の場所へ住むのか、それとも私が転職し妻の職場近くに住むのか。相談中である。
共働きなら住む場所は職場の近くが良いのは分かるが・・・
私たちの場合そうはいかない。
どちらかの職場の近くに住もうとすると、どちらかの通勤時間が片道3時間近くになってしまう。
お互いの中間地点に住もうとするとどちらも1時間30分ほどの通勤時間になる。
結婚前は妻の転職で話が進んでいた
結婚前は看護師をしている妻が転職して私の地元で暮らすということになっていた。
その話をしていたのは妻が社会人3年目、私が社会人2年目のときだった。
私の地元と妻の地元は約150km離れた場所にある。
そこそこ遠いけれど、北海道と九州とか、東北と関西地方の方もいらっしゃることを考えると驚くほどの距離でもない。
私と妻は関東の某大学で出会い、卒業後はお互いの地元へ就職。その後結婚した。
夫である私の略歴を簡単に書いておくとこんな感じだ。
- 地元は関東の人口数万人規模の田舎。
- 生活に車必須の地域。
- 中学→地元(実家から2km)
- 高校→ほぼ(実家から40km)
- 大学→ほぼ地元(実家から40km)
- 現職場→地元(実家から5km)
自分でも地元志向の強い人間だと思う。
妻の略歴はこんな感じだ。
- 地元は関東の数百万人規模の都市部
- 中高一貫校→遠い(実家から65km、電車で2時間)
- 大学→遠いので一人暮らし(実家から110km、電車で2時間30分)
- 現職場→地元に近い(実家から20km、電車で50分)
妻の場合地元を中心に所属先を選択してきたというよりは、あくまで自分の希望を第一に置いて選択してきたようだ。
社会人3年目から4年目での心境の変化
結婚する前は週に一度、妻とはお互いの中間地点でデートを重ねていた。
看護師の1〜3年目は相当辛かったようで会うたびに「仕事行きたくない」、「早く結婚して仕事をやめたい」というようなことを言っていた記憶がある。
元々地元で暮らしていけたら良いなという思いもあった私は、そんな妻の思いを受け止めていた。
「早く今の仕事に慣れて彼女(現妻)を呼べるようにしよう」と。
そんなこんなもあり、私が社会人3年目、妻が4年目になってすぐ入籍をして私の地元にアパートを借りた。
妻が社会人5年目のときに私の地元へ転職し、新生活スタートするのであれば、条件の良いアパートを早めに抑えてしまおうと考えたのだ。
が、驚いたことに社会人4年目になってからあれだけ「仕事辞めたい」と言っていた妻が「仕事が楽しい」、「今の仕事をずっと続けたい」と言うようになったのだ。
石の上にも3年は本当だった
「石の上にも3年なんて嘘だと思う。こんなに辛い仕事、多分好きになれる日はこないと思う」
妻と付き合っているときこんな会話をしていたと思う。
その妻が4年目になってから仕事が楽しいと思えるようになったのだ。ことわざを作った昔の人はすごいなと心から思う。
仕事もある程度覚えてきたこと、辛い環境でも必死に耐え後輩もできたこと、リーダー業務も一部任されるようになったことが大きいようだ。
結婚をして、いつでも辞められるという心の余裕ができたこと大きいのではないかと推測する。
そうなると夫婦で相談し、今後のライフプランを考え直す必要が出てくる。
共働きが必須な以上、お互い意見を平等に
実際手取りも妻の方が多い
私が妻に「働かなくても良いから、僕の地元に来てほしい」と堂々と言えれば良いのだが、手取り20万円の状況ではそうもいかない。
看護師である妻の方が手取りで月10万ほど多いのが現状なのだ。
私の給料のみだと基礎生活費(生きるのに最低限必要な支出)は支払っていけるけれど、将来の貯金、子どもができたたときのことを考えるととてもやっていけない。
妻に働いてもらう必要がある以上、妻の就労意欲も十分尊重しなければならないと思うのだ。
結婚前に「私の地元で暮らすという予定だったから」という理由で妻に私の地元への転職を強要するというのは絶対にあってはならないと私は思う。
男性は仕事を1箇所で勤め続けるべきは現代に合わないのかも
両親世代だと「男性は仕事を辞めるべきではない」、「女性が男性に合わせるべき」という考え方が一般的かもしれない。
男性が子どもを産めない以上、一定期間は男のみの収入で生活をしていかないといけない。
だから安定した職場にい続けるのが良いだろうという意見もよく分かる。
が、現代ではどちらか一方ばかりが多大な我慢を強いられる状況では夫婦円満にはいかないだろうと私は思う。
転職活動はしたけど、やはり今の仕事を続けたいという強い思い
それに妻はよく頑張ってくれている。
「結婚前に私の地元へ就職すると約束していたから」と転職活動もしてくれていたし、私の地元から職場へ遠距離通勤もしてくれている。
それでもやはり、転職はしたくないという結論に至ったのだ。理由は以下の通りである。
現職場(大学病院)からの一般病院への転職になるため給与が5万〜8万円ほど下がる転職となる。
しかし、業務量はさほど変わらない。その上、職場ないでようやく築き上げた地位も1から構築し直し。
妻の地元(人口100万人規模の都市部)から私の地元(人口数万人規模の田舎)の変化。
妻はペーパードライバーなのだが、私の地元では車必須。またいつも妻が息抜きとしてカフェやデパートに行くことが多いようだが、私の地元ではそういったこともできなくなる。
また将来子どもができたことを想像したとき、教育施設も私の地元には選択肢は少ない。働く先もかなり限られること。
共働きで住む場所を中間地点が一番平等かもしれない
今、最有力なのはお互いの職場の中間地点。
だが、また答えは出ていない。なぜなら、子どもができたときのことを考えると一番中途半端な選択のようにも思えるからである。
とはいえ、私が転職というのもすぐに決められる話ではないい。
今後半年のうちには答えを出さねばと思っているが。
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