ジェームス・ダイソンに学ぶ 失敗のすすめ

 何をするにしてもできることなら失敗はしたくないものですよね。

 失敗しなくて済むのであれば一番良いですし、なんとなく失敗は怖いイメージがありますよね。

 だけど、失敗をしたくないと考えるあまり行動できずに終わっているなんてことありませんか?

 この記事はそんな人向けに行動する勇気が湧く内容になっています。

 モデルはダイソンの掃除機を作ったジェームス・ダイソンです。

 なーんだ、天才の話か。そんな話を聞いたって一般人には出来っこないよ。って思わないで下さい。

 サラリーマンでも取り入れられる内容です。ジェームス・ダイソンは確かに天才です。失敗の天才だったんです。しかもダイソンを作り始めたのは30歳から。

 住宅ローンもあった状態からのスタートだったんです。

 ちょっと天才のイメージとは違いませんか?

 だからこそ見終わったあとには少しでも行動してみようかなという気持ちになる内容です。

 

こんな方に向けて書いています。

  • 何かにチャレンジしてみたいけど、失敗が怖くて結局なにもできていない
  • 既に行動しているけれど、結果が出ずに焦っている

掃除機ダイソンが完成するまで

たった一人ガレージで試作を作る日々

 今や世界をリードする超一流企業のダイソンですが、元々立派なオフィスがあって、優秀なエンジニアがいてってわけじゃなかったんです。

 家の小さなガレージで試作作りを開始しています。

 ダイソンを作り始めたきっかけは本当にシンプル。

 「家にあった掃除機が使いにくかったから

 だから自分が使いやすい掃除機を作ろうと思ったそうなんです。

 そこのなかで黙々と試作作りに励む日々が続きます。

子ども3人、住宅ローンあり

 冒頭でも少し触れましたが、独身でなにもかもが自由な状態から掃除機の試作作りを開始したわけではなかったんです。

 当時の年齢は30歳。結婚もしていて、子どもも3人いて、住宅ローンも抱えている状態からスタートしています。

 それでも試作作りができるんだから、元々裕福だったんでしょ?と思ってしまいますが、どうもそうではなかったみたいです。

 試作を作り始めて数年経ったときに奥さんが絵画教室で仕事を始めましたし、生活費を捻出させるために銀行からお金も借りていました。

友人も心配しだす

 友人がダイソンの生活を心配し始め、「そろそろ仕事に就いたら?」と言われたことがあったそうです。

 それでもダイソンは掃除の試作作りを黙々とやり続けます。

20社以上にライセンス契約を断られる

 ようやく自分の思い描くサイクロン式の掃除機の試作品が完成し、技術を買ってくれる会社を探してイギリスやアメリカの会社に1人で周り始めます。

  • フーバー
  • エレクトロラックス
  • ブラック・アンバー・デッカー
  • ホットポイント
  • ヴァックス
  • ガヌッシ
  • フォアヴェルク
  • ロトルク
  • コンエア
  • AEG
  • ハミルトンビーチ
  • カービー
  • ショップヴァック
  • フィルタークイーン
  • アムウェイ   他

 これらの会社すべてに交渉し、全てに断られています。

 しかも、契約を巡り訴訟にまで巻き込まれているようです。

ダイソンを創業

 結果としてサイクロン式の技術を買ってくれる企業はどこもなく、ダイソンは自分で会社を作りました。

 それが、現在のダイソンです。

 ようやくダイソンの掃除機の販売になるのですが、最初の試作品を作ってからなんと5127個目、歳月にして15年です。

 言い換えると5127個も失敗作を作り続けてきたということになります。

 その度に実践と改善を重ね、より良いものとなるよう工夫と続けたのです。

真の失敗者とは

成功を前に辞めてしまう人

 恐ろしいほどの根気強く試作品作りを続けてきたダイソンですが、さすがに心が折れそうになったことがあったようです。

それは3146個目の試作品を作り終えたときです。

 心が折れそうになったダイソンを励ましたのはエジソンの言葉でした。

失敗者とはどれだけ成功に近づけたか気づかずに諦めた人だ

エジソン

  

 この言葉でまた試作品作りを頑張れたそうです。

 もしかしたら次の試作品で成功するかもしれない。その次かもしれない。

 今辞めてしまったら、成功を掴めずに終わってしまうかもしれないということですね。

 行動し続けている限り失敗はないとも捉えることができます。

 

諦めてしまう人

 成功するために行動と改善を繰り返すのです。

 その間にうまくいかないことがあっても失敗ではありません。また改善をし、次の行動をするだけです。

 掃除機作りでたとえるなら試作品を作ってうまくいかなければ、どこを修正すれば良くなるかを考え、次の試作品を作る。

 うまく動かない試作品は失敗ではなく、諦めて掃除機作りを辞めてしまうこと自体が失敗なのです。

私はとても出来の悪い生徒でした。良い点は取れませんでしたが、努力はしました。絶対諦めないんです。

ジェームス・ダイソン

行動し続けられる人の特徴

 諦めない限り、行動し続ける限りは失敗者ではないです。

 では行動しづづける人の特徴をまとめてみます。

自分のことが好き

 長年に渡って行動できる人の多くは自分のことが好きな人が多いです。

 良い意味でナルシストなんでしょう。

 自分のことが好きということは自信があるということと関係があるんだと思います。

 どんな些細なことでも良いです。自分の好きなところを見つけてみましょう。

 行動し続けるための力になります。

他人の目を気にしない

 大きな目標に向かって行動し続けていると他人から「辞めておきな」と言われたり、「出来っこないだろ」って馬鹿にされることがあります。

 そんなときも「そうだよな、どうせ僕なんて」って行動を辞めてしまうことはありません。

 どんなに偉大な人でも少しは他人の目が気になるんでしょうけど、振り回されることなく行動を続けます。

 空気を読んで馬鹿にされないよう人に合わせた行動をすることがないのです。

従来の紙パック式の問題を解決し、商品化すればきっとみんだが買いたがるとわかっていました。誰もそう思っていなくても私は確信していたんです。

ジェームス・ダイソン

常識に縛られない

 常識に縛られることなく、自分の頭で考えて行動します。

 ダイソンだって、常識で考えたら今の掃除機が使いにくかったからと自分で掃除機作ります?15年も仕事を辞めてガレージで試作品を作ります?

 常識に縛られていたらこんな行動はできなかったはず。

 リスクを受け入れた上で、自分が正しいと思ったことし続けています。

 常識は数十年単位で変わります。常識は大事なことも多いですが、縛られすぎにも注意です。

失敗前提で行動する

 失敗して当たり前、ダメなら改善をして次の行動をするだけ。多分ですけど、こんな感じに考えている人が多いです。

 初めからうまくいくわけないですし、成功前提で行動していたらうまくいかなかったときにいちいち落ち込んでいなくてはなりません。

 失敗をして当たり前の心持ちでいれば、気楽に色んなことにチャレンジできそうです。

失敗を乗り越えて問題の解決策を探る。

それが人生というものです。

学校では一番多く失敗を乗り越えた人に最高点をあげるべきだと思います。

ジェームス・ダイソン

過程を楽しめる

 かなり重要だと思います。

 失敗ばかりで楽しいドMな人はそんなに多くないと思います。

 たぶんのその行動をすることが楽しんでいるんだと思います。ダイソンも掃除機作りという自分で何かを生み出す行為そのものを楽しんでいたんだと思います。

 掃除機作りが嫌いで試作品を5127個も作るなんて、どんな偉人でも無理じゃないですかね。

まとめ

 行動しつづけている限り失敗者ではないです。

 どんなことでも良いです。目標に向かってまずは1週間行動し続けてみませんか?

 行動するためのはハードルを下げてみる必要があるのでこれらを意識してみてはいかがでしょうか。

  • 行動し続けている限りは失敗者ではない
  • 小さな失敗を100回してみよう
  • 失敗することを楽しんでみる
  • 1つだけ自分好きなところを見つけてみる

 目標を見つけて、行動している人はどこかキラキラと輝いています。

 毎日ワクワクと明日が来るのが楽しみ。こんな毎日にしたいものですね。

 それでは、また。

 

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