高齢になってからの手術は受けるべきなのかを考えてみた

 大切な家族に重大な病気が見つかったとして、手術を受けるかどうかの判断はすごく難しいですよね。

 特に高齢者の場合は若い人と比べて体へ負担がかかるので、リスクが大きいです。

 色々調べてから決めたいけど、そんな時間はないし、知識もない。

 言われるがままに手術を受ける、リスクをよく知らずに同意してしまうということだと後悔してしまいます。

 僕は病院で働いており、手術を受けて良かった人、後悔している人を数名ずつ見てきました。

 そのなかで思うところがあったので記事を書いてみました。これから手術を受ける60代、70代の家族がいる人に向けて書いています。

 ちなみに僕は医師でもないですし、看護師でもありません。相談員として患者さんと関わるなかで感じたことです。

 データや根拠があるわけではないので、「そんな考え方があるのかー」と見てもらえると嬉しいです。

高齢者が手術を受ける前に考えたいこと

手術に期待することはなにか

 これはもちろん治すことですよね。

 病院に行き診察を受けた。そこで重大な病気があることが発覚したなら、誰だって不安です。

 今は元気に動いているけど、もしかしたら突然苦しむかもしれないのです。そんなの誰だって怖いです。

 その不安を解消したいから手術を受けるのです。

 もちろんそれ以外の理由がある人もいるかもしれませんね。

 たとえば、孫の晴れ姿を見たい、だからそれまでは生きていたいとか。

リスクはどうか

 どこを手術するのかにもよりますが、骨折をして手術をする場合と心臓の手術をする場合ではリスクが全然違いますね。

 骨折をした場合の手術ではほとんど亡くなったりするリスクはないので、高齢であっても受ける人が多いですね。90代などかなり高齢な場合は手術をしない場合もありますが。

 一方、心臓の手術の場合は話が変わってきます。

 高齢になってから心臓は、手術をすれば必ず治るわけではないようです。

 良くなる人もいますが、今まで元気だったのに手術をした翌日から寝たきり、意識障害で自分がどこにいるのかもわからないという状態になることもあります。

 リスクが非常に高いと言えると思います。

残された時間をどう使いたいか

 手術をするかどうか決断をするにはそんなに時間がないので、ここまで考えることができないかとは思いますが、大事です。

 もちろん誰だって生きていたいと思います。

 この場合は手術が成功すればで考えるのではなく、手術が失敗した場合と手術をしなかった場合で考えるのが良いです。

 手術を受けなかった場合はどうなるのか。

 手術がうまくいかなかったとしたら、どんなことが起きるのか。

 

うまくいかないとどんなことがあるのか

 成功したら、そのまま退院するだけなので、今回は思い通りも結果ではなかった場合について考えてみます。

手術の次の日から会話ができない

 60歳くらいだったんですけど、すごく元気な人でした。

 健康に気を使っていて、毎年健康診断を受けていたんですけど、ある年心臓に病気が見つかったんです。

 こんなに元気なのに病気があるなんてってかなり驚かれたみたいです。

 手術をすれば良くなるかもしれないと思って、手術を受けたんですけど、思うように回復しませんでした。

 次の日からコミュニケーションも取ることができない状態。

急激に体力が衰える

 意識障害になるとほとんど動くことができないので、ベッドの上で寝たきりになります。そうなるとあっという間に体力が衰えてします。

 食事が自分で取れなくなったり、痰を吐き出したりすることができなくなります。

あくまで勝手な個人の感想

高齢になってからの手術はギャンブルかもしれない

 心臓とか、体の中心となる部分の手術をするときの話で、骨折とか白内障のsh術を覗きますよ。

 手術の失敗ではなく、そのくらいリスクのあるものなのです。

 だからこそ大きな賭けに出る必要性があるのかを自分で判断するしかない。

高齢になってからの健康診断はしたくないかも

 本来早期に病気を発見して何らかの対策をするために、受けるものですよね。

 でも高齢になってから健康診断で病気が見つかって、怯えて、大きな大きなリスクを伴う手術をするくらいだったら、知らずに残された日々を過ごせた方が幸せなんじゃないかなーなんて思ってしまいます。

自分の寿命を受け入れる

 今は平均寿命が80歳に達していますね。ただ、これはあくまで平均です。

 誰もが80歳まで生きられるという意味ではありません。

 ある程度高齢になってから大きな病気が見つかったときには寿命と考えて、残りを楽しく過ごせる方法を考えた方が有意義かもしれません。

どんな決断をしても後悔することはある

 手術をしてうまくいかなかったとしても、「手術しなければ良かった」と後悔し、手術をせず状態が悪化したら「手術しておけば良かった」と後悔します

 手術をして成功する以外、ほとんど後悔するのです。

まとめ 

 手術否定派のような書き方をしてきましたが、僕はその人とその家族が一番後悔が少ない選択ができたら良いなと思っています。

  • 成功するだろうとなんとなくの期待をもって手術をする
  • 不安に耐えきれず、医師に選択を丸投げ
  • 周りが手術をしているから

 これだと成功した場合は良いですが、うまくいかなかった場合は後悔が残ると思います。

 病気になったときこそ残された時間をどう過ごしたいのかを考えるきっかけする。そして医療は全然わからないからと医師に丸投げせず、限られた時間のなかで調べてみるということができるとどんな結果になったとしても納得できるんじゃないでしょうか。

 手術だけに限らず、誰でも良くわからないことには他人に任せがちになってしまったり、周りがやっているからと自分で考えることをやめてしまうことがあります。

 後悔が大きいのは断然人に判断を任せてしまったときですので、相手がどんなに専門家でも重要な判断を他人に丸投げだけは避けたいものですね。

 少しでも参考になれば嬉しいです。

 それでは、また。

 

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